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辺野古の街の闇に・・・三上 智恵 2018.02.4/ 三上智恵・大矢英代 共同監督作品 ドキュメント「沖縄裏戦史」(仮)製作応援のお願い

2018-02-05 08:24:53 | 沖縄

 

三上 智恵

辺野古の街の闇に
トグチ陣営の
乾杯の声がこだましてる

そこ以外は...
灯のまばらな
寂れた元歓楽街を歩き
暗黒の時代に入ったことを
肌で感じた

この23年の軌跡
沖縄が歩んで来た道のり
港に座り込んで
海の櫓を占拠して
闘った辺野古の熱い日々

辺野古容認の知事と
容認の名護市長という
暗い時代も乗り切って来た

その後にやって来た
ススム市長の時代
オナガさんでオール沖縄にして
辺野古だけは、と
県民の心を合わせて
結んだ手が

またほぐれて
同じ光を見て歩くことが
できなくなった

8年前に戻っただけ。
そう思ってみる
またやり直せばいい
何も終わってなんかない

でも形が変わっていく海と
前で泣いているおばあの
残りの年月と
8年前と同じではない

国と名護市民の闘い
というけど
負けたのは誰?

あからさまな国の圧力に
これでもかと連続投下される
理不尽な爆弾を恐れず

民主主義を掲げて
憲法を信じて
諦めないて声を上げ
未来の子どたちのために
風かたかになり

そういう民衆の力を蓄え
実践している
この国の中の最も熱い場所
民主主義の最後の砦

それを潰された時に
誰が何を失ったのか?
光を失ったのは
この国ではないのか

少し前まで見えていた光が
細くなり
見えなくなっていくこと

沖縄にいるから
この国が腐っていくさまが
いやでもこの目に映る

みんなで灯した
ススムさんの光は消えた

闇に飲み込まれる
直前の淵を
私たちは歩いている

 

********************:

 

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私のジャーナリスト精神の根っこには「反戦平和」という4文字がずしりと居座っている。

2017年12月23日 · Okinawa Prefecture那覇市 ·

私のジャーナリスト精神の根っこには「反戦平和」という4文字がずしりと居座っている。

 それはなぜか、と考えてみると、やはり琉球朝日放送での5年間、報道記者として、沖縄の不条理な現実の最前線に立たせてもらったことが大きく影響している。米軍基地、米兵絡みの事件事故、先島への自衛隊配備問題・・・来る日も来...る日も、人々は国策や条約の間で翻弄され、苦しみ続けていた。辺野古や高江では民意を無視した工事が強行され、豊かな自然は破壊された。現場に立ちながら、何度も何度も心が折れそうになったし、報道が何の役に立つのか分からなくなった日には、どうしようもない悔しさに涙した時もあった。

そんな中でも、現場に立ち続ける力をくれたのは、沖縄戦を生き抜いたおじいちゃん、おばあちゃんたちだった。
 
「戦争体験は家族にも話したことないよ」と言いながらも、涙を浮かべながら私の取材に応じてくれた。地獄のような戦場を生き抜いた人々は、なぜ私のような見ず知らずの若者に、その傷口を自らえぐってまで語ってくれるのか。
その問いの答えは、全員一致していた。「もう二度と、戦争をしてはいけないからだ」と。そして「またあの時と同じ、『戦(いくさ)の匂い』がするからだ」と。
 
戦争を体験し、生き抜いたものだからこそ持つ、教訓と嗅覚。それは揺らぐことのない人間の英知である。
彼らが命の最後の灯火を絶やそうとしている今、この時代に、私たちは生きている。
沖縄でたくさんの戦争体験者の話を聞いたものとして責任を果たす。何があっても、伝え続ける。
それが私の生き方になった。
 
だから、「沖縄戦のドキュメンタリー映画を作らないか」とお誘いを、同じく琉球朝日放送の卒業生である三上智恵さんから頂いた時、私の答えは決まっていた。
「戦の匂いがする」今こそ、これは作らなければならないドキュメンタリーだと。
 
本日正式に発表させていただきます。
現在、沖縄戦のドキュメンタリー映画を制作しています。
来年7月劇場公開予定です。
  
沖縄戦で一体何があったのか。
このドキュメンタリーは、私たちの多くがイメージする「砲弾に撃たれて死ぬ」戦争とは一線を画するものだ。
だからこそ、知ってほしい。
沖縄戦とは一体、何だったのかを。
そして、今、私たちがどんなレールの上を走っているのかを。
そして、「国防」「抑止力」という言葉が導く未来に
どんな悲劇が待っているのかを。
 
私も三上さんも一生懸命、ジャーナリスト人生をかけて作っています。
みなさんの温かい支援を、よろしくお願い致します。
 
大矢英代
フリーランスジャーナリスト
ドキュメンタリー監督

 
長編ドキュメンタリー映画 2018年春完成予定
okinawakiroku.com
 
 
 
 
 
 
 
 

 


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