日本国憲法は「国家神道への回帰を阻む封印」である。
…という視点を護憲の中核(旗印)に据えなければならない!
産経新聞 2017.1.1
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山崎 雅弘さんの投稿
元日の産経新聞には、国家神道の復活に向けた記事が掲載されていた。
「神道再興へのきざし」とあるが、GHQの神道指令が「日本人から神々を遠ざけようとした」という、歴史的事実を歪曲したミスリードが示すように、信仰としての「神道」と政治システムとしての「国家神道」をわざと混同させている。
GHQの「神道指令」が禁止したのは、戦前戦中の「国家神道」に繋がる政治思想やその宣伝媒体、政治教育の教材などであって、信仰としての「神道」には手をつけていない。日本国憲法にも、その意図は継承され、戦前戦中のような「国家神道」に回帰しないようにする「封印」としての効果が込められた。
こうしたGHQの意図を、現在の日本会議の中核組織である神社本庁は正しく見抜いていた。それゆえ、彼らは日本国憲法を「親の敵」のように憎悪し、徹底的に価値を否定する。
神社本庁の意向を反映した自民党改憲案の条文は、そうした「国家神道への回帰を阻む封印」を一つずつ剥がす内容になっている。
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