改め Objective Technician

はぐれ技術者のやりたい放題

ウエイト不要論

2007-12-17 20:12:26 | 陸上競技
とくに言葉に出してたわけじゃないけど、今年の夏ぐらいからずっと僕が練習で意識してるのは「効率のいい動き」をすること。
効率とはエネルギー変換率という類の物理的な意味での効率。来年もこのスタンスはたぶん変えない。

棒高跳という種目がら技術がかなりの割合を占めるから、筋力増やすよりも技術を身につけるのに時間を割いたほうが圧倒的に近道。直すところははっきり分かってるし、出来るようになったら平気で50cmぐらい伸びると思ってる。そもそも、うまく行ったときの跳躍では体に全く負荷がかからないでタイミングが合うだけでスポーンと飛ばされる感覚。だから筋力はこれ以上もういらないと思ってる。


筋トレをしない理由はもう1つ。

筋トレで増やした筋力を、実際の動きで使えるように体全体のバランスを再構成する作業がすごく大変だしリスキーだということ。

高校1年の冬に筋トレを徹底的にやったのに、高2のシーズンで全然思ったような動きができなくて失敗したことがある。
プロでも筋力増やしてから理想的な動きができなくなったという人はよくいる。しょっちゅういる。

ウエイトの効果をちゃんと実戦まで結びつけるのにはかなりの知識と時間がいる。はず。そのへんは高1のときの生半可な知識しかないからよく分からん。
よく分からんままウエイトやって筋力増えたとしても、かなりの確率で次のシーズン失敗する。
体全体の筋力の絶妙なバランスが変わっちゃってるから、バランスを作り直すので結局1シーズンぐらいかかる可能性がすごく高い。


つまり、ウエイトは相当気をつけてやらないとパフォーマンスが悪くなるから、そんなリスキーなことをするよりは実際の動きで自然に必要な筋力を付けて同時に効率的な動きを目指すほうがやりやすいということ。



だからウエイトはやりたくない。

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