1月の携帯電話契約数によると、ドコモは再び純減になった(-12,900件)。
ドコモ不調のニュースとなると、決まってでてくるのは「iPhoneを扱ってないから」というもの。NTTの社長が暗に、ドコモに対してiPhoneを取り扱うように示唆する発言をした、等々iPhoneがらみの報道が本当に多い。
一方、世界を見てみるともはやiPhoneよりSamsungのGalaxy Sシリーズの方に勢いがある。Apple 共同創業者の Steve Wozniak 氏も「Apple はスマートフォンビジネスにおいて、いまや機能面では遅れを取りつつあると思う。他社は追い上げを見せており、Samsung は強力なライバルとなった。そうなったのは、彼らが優れた製品を生み出してきたからだ」と語っているように、GalaxyシリーズはiPhoneに追いつき、今や完全にリードしている。
そのSamsungのスマートフォンを日本でメインに販売しているのがドコモであるが、Galaxyシリーズがダントツに売れているかというと、そうでもない。なぜ売れないんだろう?日本人はよっぽどiPhoneが好きなのか、もしくはSamsungは韓国の企業だからなのか、私にはわからない?
ただ一ついえるのは、LTEで先行したはずのドコモだが、どうも通信速度で後発のauやソフトバンクより遅い(一番人口が多い都心部の話だが)という結果がでている。まんべんなくエリアを広げているドコモに対して、よりアピールできるエリアに集中して投資しているauやソフトバンクのやり方はうまいと思います。要するにドコモは○○正直なんですね。
それともう一つ、MNPで他社へ行ったときの割引(特典)の多さにも影響しているのでしょう。最近はキャリアにこだわる人が減ってきたので、お得な方に流れるのはあたりまえ。10年同じキャリアの電話を使っていてもなんにもないけど、2年毎にキャリアを替えれば、キャッシュバック等、特典がいっぱいですからね。一番利用者の多いドコモから流出が多いのも当然のことです。
ドコモ「ダメ」=iPhoneないから
という報道があまりに多いので、ちょっと違うんでないの?と思って感想を述べてみました。