昨年夏にモニター募集をして、トライアルを実施していたNTT東日本の家庭内電力消費量の可視化サービス「フレッツ・ミルエネ」の提供を開始した。
実は私もモニターに応募したのだが、見事に落選してしまった苦い思い出がある。「フレッツ・ミルエネ」は商用サービスなのでもちろん有料である、月額料金は210円。このほか、計測機器のレンタル料または購入代金がかかる。初期登録費用は2100円だが、5月31日までに新規に申し込み、11月30日までに利用開始した場合は無料。
加入者世帯の分電盤や個々の電源コンセントに計測機器を取り付けることで、世帯全体または家電個別の消費電力量を推計・計測し、PCやスマートフォン、情報端末「光iフレーム」などのブラウザーで確認できるようにする。計測は分・時間・日・月単位などで設定可能。また、設置した使用電力量目標の進ちょく度合いを表示するとともに、地域・家族などで電力消費状況の順位を表示するランキング機能もある。このほか、エコに役立つアドバイスも提供する。
分電盤に計測機器を取り付ける方法は他ではあまりやってない、それに興味があってモニタに応募したのだが・・・・。モニタ募集のときの説明では、分電盤に計測機器を取り付けるときに、分電盤にケーブルが通る穴を開けなければいけないとなっていたが、おそらく変わってないだろう。
対応機器は、無線親機が月額レンタル料105円、分電盤計測器が月額レンタル料105円。これらは1セット1万12600円で購入することも可能。電源タップ型の計測器はレンタル提供はなく、販売価格が1個4200円。なお、電源タップは、フレッツ・ミルエネ1契約につき9個まで接続可能だ。
設置した分電盤計測器および電源タップから無線親機へは、2.4GHz帯のIEEE 802.15.4(センサーネットワークに使われる無線通信規格)で接続。収集された計測データが、無線親機からフレッツ光回線経由でサーバーアップロードされ、蓄積・集計される仕組みだ。
NTT東日本では今後、ガス・水道メーターとの連携や太陽光発電への対応についても検討するとしている。
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