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匠の技!

2016-07-27 | 地元のスポット
【2016.07.27(wed)】
弥生人はアーティスト?

・鳥取市青谷町にある<青谷上寺地遺跡>は青谷羽合道路と県道274号の建設に伴って、
平成10年度から3年余りの期間をかけて発掘調査されました。

・遺跡から出土した品は、青谷町総合支所内にある「収蔵展示室」と<青谷上寺地遺跡展示館>で常時一般公開されています。
以前に支所の収蔵品を見学した折り専門職員の方に解説頂いたのですが青谷の遺跡について熱く語られました。
仕事に情熱を持っておられるのが感じられ、展示館の方も薦められたので是非見たいと思っていました。

・青谷上寺地遺跡展示館の外観

・スタンプ文様のサンプル

・2,000年の時を超え数万点に上る出土品が発見される。

・時代と共に変遷していく土器。
自ら使うだけでなく、交易品としても扱われていたようです。

・遺跡の発掘エリアと展示館の位置

・機械力の無い時代ながら精巧に作られた品々、砕いた石の粉による着色技術などに驚く。
<弥生の地下博物館>とも呼ばれていて、平成20年には国の史跡に指定されました。

・この遺跡から発掘されるものは非常に保存状態の良いのが特徴。木の葉が緑色のまま発見されることがあるらしい。
言わば地層の中で“天然の真空パック”が形成されているかのような非常に稀な状態であるとのこと。
ただ発見されるとすぐに風化が始まるのは残念なことです。

・ちなみに日本初と言われる弥生人の脳が発見されていますが、脳が残ったのは死亡後直ちに埋没し空気と遮断され、乾燥することも無かったという類まれな条件が合わさったから。
貴重な遺品で特殊な保存設備を要するため展示はされていません。アルゴンガスで封入したものを氷温保存し県立博物館にて保管されているとのこと。

・埋蔵文化財センターでは、青谷上寺地遺跡発掘調査委員会を定期的に開催されています。(青谷町総合支所内)
考古学の専門家が参集されて、当年度の発掘調査の調査成果について指導助言されると言うものです。

・発掘調査計画についても報告がされるので、今後の発掘場所、日程などの大枠が分かります。
この会議は公開されており遺跡発掘に興味のある方には貴重な機会だと思います。

Ancient people is a great.
See you.

I.O

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