ミーハーのクラシック音楽鑑賞

ライブ感を交えながら独断と偏見で綴るブログ

左利きのクラシック音楽奏者

2014-11-03 00:31:46 | Weblog
先日ある弦楽器奏者の方と食事をしながら話をする機会があり、彼が箸を左手にもっているので「左利きなのであすか」と聞いてみると、「私は楽器をもつ時以外はすべて左利きです」と言われた。クラシック音楽で左利きというか、弓を左手にもっている弦楽奏者はまずお目にかかれない。これはオーケストラの場合、左利きの用の楽器があると揃って演奏することができないからだろう。ただ、以前どこかのオケで左手に弓を持ったチェリストがいたような覚えがあるのだが・・・。

では、左利きの人は普通に弦楽器をすんなり受けいることができるのだろうか。そのことを前述の人に聞いてみたところ「小さいときからやっているので、左とか右とか意識したことはありませんね。ただ、左利きだと弦を押さえるのが楽ですが、弓の強弱のコントロールに手こずる人はいるみたいです」と。

クラシック音楽の世界で有名な左利きな弦楽器奏者というと、千住真理子、古澤巌らしいが他にも何人もいるに違いない。というのも、日本では1割強の人が左利きなのだから、仮に16型のオケが編成されているとしたら、16+14+12+10+8=60人の弦楽器奏者がいるから、最低でも6〜7人の左利きの人がいるはずである。

他にもフルートやトロンボーンなど左利きにちょっと不利な楽器があるが、左利きの人はそんなことはさほど気にせずに演奏しているのだろうか。いつかどこかの雑誌で左利きの奏者たちの座談会でもやってもらえないかなあ。