水戸黄門は里見黄門で「つまらなくなった」のか? 知恵ノート
tjdpgjaさん
水戸黄門ファンの方、ファンだった方に質問です。ズバリ里見浩太郎が黄門様になってから何もかもがつまらなくなったと思いませんか?
水戸黄門ファンの方、ファンだった方に質問です。ズバリ里見浩太郎が黄門様になってから何もかもがつまらなくなったと思いませんか?私がつまらないと思うところを箇条書きにしたいと思いますの
で御意見ください。1.里見浩太郎の黄門様の体格が良すぎて違和感がある。2.合田雅史の格さんが最後に印籠を出す際に言うセリフがぎこちないし迫力無いし本当にイラつく。3.黄門様の周り、悪代官、悪徳商人、町人などなど… とにかく全ての登場人物の演技が下手過ぎて全然話に入り込んだ感じがしない。昔のシリーズに出ていた役者は本当に演技派でレベルがあまりにも下がり過ぎている。4.画像が綺麗過ぎて時代劇という感じが全くしない。 まだまだ腐る程文句は言いたいですがざっとこんなもんです。あと最後に私は平日の夕方(地域性はあるかもしれませんが)やっている再放送を毎回録画し、それを毎晩寝る前に観ながら最後のシーンで黄門様が悪人をこらしめスッキリして寝る。というのがパターンなのですが里見浩太郎の黄門様シリーズの再放送になると本当にムカつきますし、録画しません。 長々と失礼しました。
質問日時:2013/3/23 02:41:18
komasaram
>1.里見浩太郎の黄門様の体格が良すぎて違和感がある。
里見浩太朗を光圀役にする話は彼が助三郎を演じていた東野~西村黄門時代から出ていて、ポスト西村晃の候補とされた里見浩太朗は「まだ白髪の役はやりたくない」と断り、佐野浅夫が起用され、公認の石坂浩二が(「病気」で)2シリーズで降板し、西やっと里見浩太朗がやっと登板した経緯があります。西村晃降板から里見黄門スタートまで10年を要しましたが、里見黄門開始から11年経過した今でも「里見浩太朗に白髪白ひげの隠居は似合わない」と思う視聴者は多いんでしょうね。
もし里見浩太朗が光圀を演じるなら「天地明察」で中井貴一が演じたような黒髪の藩主時代の光圀にすべきだったかも知れません。
雑誌のインタビューで里見浩太朗は石坂浩二に批判的でしたが、一方でシリーズ終了に関しては「脚本は今の方がよくなっているのになぜ10%なのか」と悩んでいました。自分が主役であることが低調の原因とは思わなかったんでしょう。スタッフも里見浩太朗を降ろす道を選ばず、周りのレギュラー出演者をコロコロ変えて、視聴率1ケタになっても方向性を失っていたように見えます。
東野黄門時代、藤井紋太夫を佐藤慶が演じ、光圀が紋太夫を手討ちにする場面が描かれ、これは大出俊が紋太夫を演じた石坂黄門でも再現されました。しかし里見黄門では小倉一郎が紋太夫を演じて伊武雅刀扮する凄腕の浪人を刺客として派遣しながら、結局、誰も斬られることなく光圀に恐れ入って終わったようで、里見浩太朗が言う「昔よりよくなっている脚本」とはこういうもののようです。
>2.合田雅史の格さんが最後に印籠を出す際に言うセリフがぎこちないし迫力無いし本当にイラつく。
原田隆二・合田雅吏の助格に厳しい意見もあるでしょうが、このコンビの時代に数字が1ケタになって、スタッフが採用した「最後」の助格が東幹久と的場浩司でした。これで原田・合田コンビ時代の里見黄門を何とか支持していた一部(?)ファンも激怒し番組を見なくなったのでしょう。東・的場の助格起用から1年でシリーズが終わったのは悲惨でした。
>3.黄門様の周り、悪代官、悪徳商人、町人などなど… とにかく全ての登場人物の演技が下手過ぎて全然話に入り込んだ感じがしない。昔のシリーズに出ていた役者は本当に演技派でレベルがあまりにも下がり過ぎている。
今の俳優の技量の問題ですが、これは時代劇に限らないドラマ全体に言えることなので、もしそうなら「ハンチョウ」などの後続の現代劇も危ないことになります。
里見浩太朗は半世紀ほどの俳優人生の中で格さん・助さん・水戸老公の3人をすべて演じた人で、「現場を知り尽くした人」として主役に起用され、後輩の助格に殺陣(たて)を指導できたのでしょう。逆に言えばスタッフの殺陣師にろくな人材がいなかったのかと突っ込みたくなります。
あとご存じでしょうがTBS月曜夜8時台のナショナル劇場から名前が変わったパナソニックドラマシアターはこの3月の「ハンチョウ6」で終わり、4月以降の「確証~警視庁捜査3課」から月曜ミステリーシアターになるようです。
>4.画像が綺麗過ぎて時代劇という感じが全くしない。 まだまだ腐る程文句は言いたいですがざっとこんなもんです。
それはそうですが画面をリアルに「汚く」した「竜馬伝」や「平清盛」の手法が大衆に受け入れられたかは疑問です。水戸黄門は里見黄門・原田助・合田格&よろず屋の千太・飛猿という布陣でこの3月に舞台で復活しました。舞台の芝居なら見た目が綺麗だろうが同じ脚本を何度使おうが問題ないでしょう。水戸黄門はテレビの時代に適応し、テレビ時代劇としては42年で役割を終えたと言えるでしょう。
回答日時:2013/3/24 18:57:59
編集日時:2013/3/24 19:07:27
追加&補足
東野英治郎の水戸黄門では生類憐みの令を悪法とし、光圀が綱吉に犬の皮を献上する話もあったが、里見黄門では憐みの令は人命尊重と動物愛護の法であり、末端の運用の場で役人が憐みの令を悪用していたという解釈が強調されていた。
東野黄門と石坂黄門では光圀による藤井紋太夫刺殺事件が描かれたが、里見黄門では紋太夫はおとがめなしだった。
里見浩太朗は記者会見で「脚本は前よりよくなっているのになぜ視聴率が10%なのか」と不思議に思っていたようだが、脚本の意図を視聴者が理解できなかった可能性があるし、脚本が問題ないなら里見浩太朗自身が水戸老公役から降りることを考えなかったのだろうか。
知恵袋では「水戸老公が一番強そうで、ご隠居が『助さん、格さん、こらしててやりなさい』と言っても視聴者が『お前がやれよ』と思ってしまったのが原因」という意見もある。
水戸黄門が今作の第43部をもって打ち切りになるそうです。何か寂しいですね。
klassik_mkさん
>愛知県では夕方4時から水戸黄門の再放送(おおよそ30年前のもので由美かおるが出演する以前のもの)をやっているが、このころのものは俳優、演出、撮影とすべて現在の放送より水準が高い。
>由美かおるが出演するようになってから、水戸黄門は漫画になってしまった気がする(由美かおるは個人的には好きだが)。
敢えて「水戸黄門」が「ダメ」になったのはいつからだと思いますか?
春日太一氏は「新潮45」において21世紀の日本の時代劇は「有名な題材」と「有名なスター俳優」を安易に結び付けて結果としてミスキャストになっている物が増え、北大路欣也の「大岡越前」、松平健の「遠山の金さん」もこれに入るとしている。そして春日太一氏は「水戸黄門」について劇中の光圀は表だって行動しない司令塔であり、主に活動するのは助格であり、遊び人の助さんを堅物の格さんがおさえるという意味で、実質的な主人公は助さんだとしている。だから「水戸黄門」では光圀役には名脇役が配置され、助三郎役に主役級スターが配置され、東野・西村・佐野黄門(助三郎は杉良太郎、→里見浩太朗→あおい輝彦)ではこの原則が守られていた。しかし石坂・里見黄門では主役級のスターが光圀役になった結果、助格役の影が薄くなったとしている。それでも石坂・里見黄門は合計10年続いたのは奇跡と言うべきか。スタッフは里見浩太朗の起用を最後の切り札と考えていたのだろうが、それがファンを失う原因だとは考えなかったようで、シリーズ終了まで里見浩太朗を降板させず、周りの出演者をコロコロ変えて、却ってファンを失う結果を繰り返していた。「水戸黄門」はマンネリを望む人から見たら変わりすぎて、マンネリを嫌う人から見れば石坂黄門以降も何も変わっておらず、変わった部分と変わらない部分が両方、支持されなくなったのだろう。
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ネットにある意見を見ると東野黄門をほめる人はパターンにはまっていない点を評価し、一方で石坂黄門を批判する人は逆にパターンから外れたところを批判する。石坂黄門は初期東野黄門を目指したのだろうが配役がまずかった。
石坂浩二の「水戸黄門」は東野英治郎時代に戻そうとしていたんではないでしょうか?
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tjdpgjaさん
水戸黄門ファンの方、ファンだった方に質問です。ズバリ里見浩太郎が黄門様になってから何もかもがつまらなくなったと思いませんか?
水戸黄門ファンの方、ファンだった方に質問です。ズバリ里見浩太郎が黄門様になってから何もかもがつまらなくなったと思いませんか?私がつまらないと思うところを箇条書きにしたいと思いますの
で御意見ください。1.里見浩太郎の黄門様の体格が良すぎて違和感がある。2.合田雅史の格さんが最後に印籠を出す際に言うセリフがぎこちないし迫力無いし本当にイラつく。3.黄門様の周り、悪代官、悪徳商人、町人などなど… とにかく全ての登場人物の演技が下手過ぎて全然話に入り込んだ感じがしない。昔のシリーズに出ていた役者は本当に演技派でレベルがあまりにも下がり過ぎている。4.画像が綺麗過ぎて時代劇という感じが全くしない。 まだまだ腐る程文句は言いたいですがざっとこんなもんです。あと最後に私は平日の夕方(地域性はあるかもしれませんが)やっている再放送を毎回録画し、それを毎晩寝る前に観ながら最後のシーンで黄門様が悪人をこらしめスッキリして寝る。というのがパターンなのですが里見浩太郎の黄門様シリーズの再放送になると本当にムカつきますし、録画しません。 長々と失礼しました。
質問日時:2013/3/23 02:41:18
komasaram
>1.里見浩太郎の黄門様の体格が良すぎて違和感がある。
里見浩太朗を光圀役にする話は彼が助三郎を演じていた東野~西村黄門時代から出ていて、ポスト西村晃の候補とされた里見浩太朗は「まだ白髪の役はやりたくない」と断り、佐野浅夫が起用され、公認の石坂浩二が(「病気」で)2シリーズで降板し、西やっと里見浩太朗がやっと登板した経緯があります。西村晃降板から里見黄門スタートまで10年を要しましたが、里見黄門開始から11年経過した今でも「里見浩太朗に白髪白ひげの隠居は似合わない」と思う視聴者は多いんでしょうね。
もし里見浩太朗が光圀を演じるなら「天地明察」で中井貴一が演じたような黒髪の藩主時代の光圀にすべきだったかも知れません。
雑誌のインタビューで里見浩太朗は石坂浩二に批判的でしたが、一方でシリーズ終了に関しては「脚本は今の方がよくなっているのになぜ10%なのか」と悩んでいました。自分が主役であることが低調の原因とは思わなかったんでしょう。スタッフも里見浩太朗を降ろす道を選ばず、周りのレギュラー出演者をコロコロ変えて、視聴率1ケタになっても方向性を失っていたように見えます。
東野黄門時代、藤井紋太夫を佐藤慶が演じ、光圀が紋太夫を手討ちにする場面が描かれ、これは大出俊が紋太夫を演じた石坂黄門でも再現されました。しかし里見黄門では小倉一郎が紋太夫を演じて伊武雅刀扮する凄腕の浪人を刺客として派遣しながら、結局、誰も斬られることなく光圀に恐れ入って終わったようで、里見浩太朗が言う「昔よりよくなっている脚本」とはこういうもののようです。
>2.合田雅史の格さんが最後に印籠を出す際に言うセリフがぎこちないし迫力無いし本当にイラつく。
原田隆二・合田雅吏の助格に厳しい意見もあるでしょうが、このコンビの時代に数字が1ケタになって、スタッフが採用した「最後」の助格が東幹久と的場浩司でした。これで原田・合田コンビ時代の里見黄門を何とか支持していた一部(?)ファンも激怒し番組を見なくなったのでしょう。東・的場の助格起用から1年でシリーズが終わったのは悲惨でした。
>3.黄門様の周り、悪代官、悪徳商人、町人などなど… とにかく全ての登場人物の演技が下手過ぎて全然話に入り込んだ感じがしない。昔のシリーズに出ていた役者は本当に演技派でレベルがあまりにも下がり過ぎている。
今の俳優の技量の問題ですが、これは時代劇に限らないドラマ全体に言えることなので、もしそうなら「ハンチョウ」などの後続の現代劇も危ないことになります。
里見浩太朗は半世紀ほどの俳優人生の中で格さん・助さん・水戸老公の3人をすべて演じた人で、「現場を知り尽くした人」として主役に起用され、後輩の助格に殺陣(たて)を指導できたのでしょう。逆に言えばスタッフの殺陣師にろくな人材がいなかったのかと突っ込みたくなります。
あとご存じでしょうがTBS月曜夜8時台のナショナル劇場から名前が変わったパナソニックドラマシアターはこの3月の「ハンチョウ6」で終わり、4月以降の「確証~警視庁捜査3課」から月曜ミステリーシアターになるようです。
>4.画像が綺麗過ぎて時代劇という感じが全くしない。 まだまだ腐る程文句は言いたいですがざっとこんなもんです。
それはそうですが画面をリアルに「汚く」した「竜馬伝」や「平清盛」の手法が大衆に受け入れられたかは疑問です。水戸黄門は里見黄門・原田助・合田格&よろず屋の千太・飛猿という布陣でこの3月に舞台で復活しました。舞台の芝居なら見た目が綺麗だろうが同じ脚本を何度使おうが問題ないでしょう。水戸黄門はテレビの時代に適応し、テレビ時代劇としては42年で役割を終えたと言えるでしょう。
回答日時:2013/3/24 18:57:59
編集日時:2013/3/24 19:07:27
追加&補足
東野英治郎の水戸黄門では生類憐みの令を悪法とし、光圀が綱吉に犬の皮を献上する話もあったが、里見黄門では憐みの令は人命尊重と動物愛護の法であり、末端の運用の場で役人が憐みの令を悪用していたという解釈が強調されていた。
東野黄門と石坂黄門では光圀による藤井紋太夫刺殺事件が描かれたが、里見黄門では紋太夫はおとがめなしだった。
里見浩太朗は記者会見で「脚本は前よりよくなっているのになぜ視聴率が10%なのか」と不思議に思っていたようだが、脚本の意図を視聴者が理解できなかった可能性があるし、脚本が問題ないなら里見浩太朗自身が水戸老公役から降りることを考えなかったのだろうか。
知恵袋では「水戸老公が一番強そうで、ご隠居が『助さん、格さん、こらしててやりなさい』と言っても視聴者が『お前がやれよ』と思ってしまったのが原因」という意見もある。
水戸黄門が今作の第43部をもって打ち切りになるそうです。何か寂しいですね。
klassik_mkさん
>愛知県では夕方4時から水戸黄門の再放送(おおよそ30年前のもので由美かおるが出演する以前のもの)をやっているが、このころのものは俳優、演出、撮影とすべて現在の放送より水準が高い。
>由美かおるが出演するようになってから、水戸黄門は漫画になってしまった気がする(由美かおるは個人的には好きだが)。
敢えて「水戸黄門」が「ダメ」になったのはいつからだと思いますか?
春日太一氏は「新潮45」において21世紀の日本の時代劇は「有名な題材」と「有名なスター俳優」を安易に結び付けて結果としてミスキャストになっている物が増え、北大路欣也の「大岡越前」、松平健の「遠山の金さん」もこれに入るとしている。そして春日太一氏は「水戸黄門」について劇中の光圀は表だって行動しない司令塔であり、主に活動するのは助格であり、遊び人の助さんを堅物の格さんがおさえるという意味で、実質的な主人公は助さんだとしている。だから「水戸黄門」では光圀役には名脇役が配置され、助三郎役に主役級スターが配置され、東野・西村・佐野黄門(助三郎は杉良太郎、→里見浩太朗→あおい輝彦)ではこの原則が守られていた。しかし石坂・里見黄門では主役級のスターが光圀役になった結果、助格役の影が薄くなったとしている。それでも石坂・里見黄門は合計10年続いたのは奇跡と言うべきか。スタッフは里見浩太朗の起用を最後の切り札と考えていたのだろうが、それがファンを失う原因だとは考えなかったようで、シリーズ終了まで里見浩太朗を降板させず、周りの出演者をコロコロ変えて、却ってファンを失う結果を繰り返していた。「水戸黄門」はマンネリを望む人から見たら変わりすぎて、マンネリを嫌う人から見れば石坂黄門以降も何も変わっておらず、変わった部分と変わらない部分が両方、支持されなくなったのだろう。
水戸黄門は里見黄門で「つまらなくなった」のか? - 知恵袋質問&回答記録&補足2012 - Y!ブログ
ネットにある意見を見ると東野黄門をほめる人はパターンにはまっていない点を評価し、一方で石坂黄門を批判する人は逆にパターンから外れたところを批判する。石坂黄門は初期東野黄門を目指したのだろうが配役がまずかった。
石坂浩二の「水戸黄門」は東野英治郎時代に戻そうとしていたんではないでしょうか?
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