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大河ドラマ『江』の「本能寺の変」の「変」なところ

2013-07-02 04:02:00 | ドラマ、時代劇、歴史
aurora_execution_yoshidaさん
大河ドラマ『江』の本能寺の変のくだりがトンデモ展開だったと聞きますが、どんな風にトンデモだったんですか?
質問日時:2011/2/22 23:10:44ケータイからの投稿
解決日時:2011/3/1 12:27:35


komasaram2010

まとめるとこうなります。
1.本能寺の変の直前、市の持っていた印鑑らしき物が割れ、千利休の持っていた茶碗にヒビが入り不吉な兆候。
2.本能寺で最期を迎える信長の前に江の幻。
3.家康の伊賀越えに江が同行し、野武士たちに囲まれた江が馬に乗って逃げる時、後ろに信長の亡霊が現れて江をリード。
4.秀吉に敗れた光秀が落ち武者狩りに竹槍で刺された後、切腹の際に江を思い出し、自分が太平の世を作れなかったことを謝罪。

江が家康の伊賀越えに参加というのはこの番組ならではの脚色でしょう。
当時、江は数え年10歳くらいで、例えば伊達政宗は江より6歳年上だったはずですが、「独眼竜政宗」で政宗が本能寺の変の知らせを受けた時、まだ15歳くらいの子役(赤ん坊を除くと子役としては2人目)が政宗を演じていました。

なおハンコや茶碗が割れる描写はドラマとしては自然で、大河ドラマは歴史ドキュメンタリーではないので、これはこれでドラマならではの適切な描写だと思いました。

信長が本能寺で江の幻を観た描写については、江が主役だからでしょう。
「天地人」では信長は上杉謙信の亡霊と会話までしております。
「さらば宇宙戦艦ヤマト」でその場にいないはずの沖田艦長と会話した古代進みたいなもんで、「完結編」で沖田艦長は生きていたわけで大笑いです。

メチャクチャなのは伊賀越えの描写。

なお、「おんな太閤記」では秀吉没後もおね(ねね)の前に何度か秀吉の亡霊が出てきましたし、緒形直人版「信長」では本能寺で出現した随天という架空の祈祷師の方がオカルト的でした。
また「国盗り物語」や「功名が辻」で描かれていた濃姫のナギナタによる最後の奮戦が「江」で(先述「天地人」「信長」でも)省かれているのは濃姫ナギナタ説に異論が出てきたからではないでしょうか。

比較の為に言うとTBSで1987年に放送された「太閤記」など、光秀が本能寺で信長を斬って、最後に光秀が森の中で秀吉に斬られるというもっとトンデモ展開が民放でありました。

信長と江が馬で走る場面は完全に女向けの少女漫画、王子様とヒロインのノリですね。実写でなく少女時代アニメで深夜にでも放送すればよかったと思います。

それから光秀の最期については「天地人」では光秀が最後に信長を思い出しており、こういう細かい演出は番組ごとで違うので、もっといろいろ見比べて判断した方がいいでしょう。

>大河ドラマ、江なんで戦に破れた武将は9歳の女の子に一言いい残して死ぬのですか?

こういうブログを見つけました。

ここが変だよ江Part12

編集日時:2011/2/23 12:21:44
回答日時:2011/2/23 12:16:54


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