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全日本選手権⑦

2008年02月06日 15時49分46秒 | アイスホッケー
ボクシングの世界戦みたいな感じと言えばいいのか。
それとも舞台を控えた役者の気分なのか。
薄暗い廊下からリンクに入ると・・・
まばゆい照明。大音響重低音の音楽。そして大歓声。
最高の舞台。
リンクにいるみんなが輝いていた。
去年は遠い田舎のリンクで夜遅く誰にも注目されない試合でガラガラだったなぁ・・・
なんて観客席を眺める余裕も。



相手校は全校応援。そして全観客が相手応援という完全な敵地。
若手の1人がつぶやく。
「この声援、悲鳴に変えてやりましょ」



1P7分に先制される。大歓声にブラバンの演奏、
チアガールの舞が更にリンクを盛り上げ彩る。
大応援を背に押し寄せる相手の攻撃。今は耐えるしかない。
我がマネージャーの悲鳴も相手の応援にかき消される。
そんな時間帯、満を持して登場したエース2人。
老獪なテクニックを駆使して若い高校生をいなす2人。
キラーパスをダイレクトで打ったシュートが相手ゴール肩口に突き刺さる。

一瞬会場が静まった・・・

同点。

遅れて高鳴る音楽。

ベンチが盛り上がる。そして、思い出したかのように歓声が上がる。
勝負はこれからだ。
体が震えた。感激でぶっちゃけ少し泣けた。試合中に何してんの、って
自分に言い聞かせた事だけは覚えてる。
最高のチームだぜ。

photo BY #93

1P20分と2P初め位までが唯一互角に渡り合えた時間だった。
後半は予想どおりガス欠で足が止まりだし
ほぼ守り一辺倒。1Pの20分で都内での1試合分近くは走った感じかな(笑)
何度かチャンスが巡るも、相手守備陣の壁は厚かった。
残り23秒で最後の出番。相手DFにパックを振られるもひたすら追いかける。
「5!4!3!2!・・・」残り時間のコールが耳に刺さる。
でも追った。一瞬、ただ漠然とパックを追っていたヨチヨチ歩き時代の
自分に戻っていたかもしれない。

終了のブザー・・・
夢は終わった。
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