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教育って?

2013年01月09日 23時52分51秒 | 私生活
大阪のバスケ部男子部員の自殺に思うこと

小生は反体罰論者ではない。
時に効果のあるものですらある、と思っている。
しかし、人の気持ちを少しもくみ取れないヤツに人を殴ってまで教育する資格は全くない、とも思っている。

かく言う小生も高校生の時、まあたくさん殴られた。
自慢をひけらかすようで恐縮だけど、チームの中心も中心選手であったから2年からいつもいつも叱られ役。
まあ他にも隠れて夜中にバイトだの喫煙、バイクで停学と素行そのものにも問題があったのも理由の1つだけど。

そのたびに殴られた。


・・・

でもね、まったく先生を恨まなかったね。
逆に今となればいい笑話。

先生はおっかねー人だったけど、人の気持ちは理解できた方、だったと思う。

素行の悪さには徹底して怒られたけど、
一生懸命やった結果に対してはミスしようが負けようが
怒りはしても、注意はしても、決して殴る事はなかった。

そして時折褒めてくれる時が嬉しかった。
俺を頼りにしてくれているのが身に染みてやりがいでもあった。
もちろん、素行そのものは自分が悪い、って事も自身でちゃーんと理解してたし。

今回の先生もきっと熱い男だったんだろうよ。
きっと愛情のつもりで殴っていたんだろうよ。

しかしね。

人の気持ちを理解できていなかった。
愛情のつもりだったのなら大きな勘違い。

きっとそれで長年やってきて競技成績も良かった事に、きっと慢心、驕っていたんだろうよ。

亡くなったお子さんは、きっと責任感の強い子だったんだろうと思う。
その強い責任感ゆえに最後は死で償うことしかできないまでに追い込んだアホ教師こそ万死に値する。

そして、アホ教師は「行き過ぎた」体罰を黙認してきた「歪んだ教育体質」の犠牲者でもある。一切同情はできんが。
部活成績の明るさに本質である部分が影で見えなくなっていた点は、現代に生きる我々のあらゆる生活の場面にも
当てはまる事は少なくないだろうか。

所詮、部活も教育の延長、イチ方策だって事を改めて肝に銘じて子供達と取り組んでほしい、と
指導者になり損ねた小生だからこそ切に思うのでありました。
コメント
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