北風と太陽・保存版 統一教会から娘を家族のオープンな話し合いで取り戻した父kokoroのブログ。

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「あてがわれた」、「SEX地獄」表現で、統一教会が週刊ポストに抗議するのはいいが・・・

2010-05-30 09:45:04 | 統一協会

5月28日に、統一教会が広報部長太田朝久氏の名前で、週刊ポストに抗議文を提出した。(HP参照)

http://www.ucjp.org/?p=2316

 

「韓国農民にあてがわれた統一教会・合同結婚式 日本人妻のSEX地獄」

  週刊ポスト6/4号の見出しである。

 

「あてがわれた」、「SEX地獄」という表現に、よほどカチンときたのだろう。

抗議文には、記事として書いてあることが事実と反している、名誉棄損だ、抗議する。一週間以内に返事せよ、というものである。

 

それでは書いてあることが、本当に事実に反しているのだろうか。

 

「あてがわれた」問題は、統一教会が韓国で、結婚難民の男性をターゲットに高学歴の日本人女性と結婚できることを餌に宗教勧誘をしていることから生まれている。

まさしく教理にそって、処女を守ってきた日本人女性を、貞操感について日本人女性の処女性ほど厳しく管理されていない韓国男性と結びつける。

 

しかも教団によるマッチングは、恋愛感情抜きの、文化風習もちがう国際結婚ともなれば、トラブルのは当然である。

それを、日本人女性だけに忍耐を押し付ける教団のあり方について、これを「あてがう」表現したのは、合同結婚式に対して客観的視野に立てば的を得た表現ではないだろうか。

 

今日、元日本人妻だった女性たち、在韓の教会に通いながらも覚めた婦人たち等の証言で、その苦しみが切々と語られている。

とりわけ、DV被害については、教団に相談しても、女性側のトウゲン不足だと言われ相手にされず、結局帰国、離婚、脱会される方が後を絶たない。

帰国後もDV被害のカウンセリングを受けざるを得ないというケースも発生している。

 

彼女たちは数としては少数派なのだろうが、彼女たちの声なき声は、実は韓国に嫁いで悩んでいる日本人女性の本当の声を代弁していると私は思う。

 

理由は、統一教会の韓国社会への布教の仕方にある。

日本人妻斡旋のチラシを見て、結婚願望だけで応募してきた結婚難民の韓国男性は原理講論も教えられず、キリスト教の普通の一派程度の研修を終えて合同結婚に参加してくるのである。

 

最近のブログにも書いたが、韓国は男尊女卑の文化が根強く、離婚原因の第1位は夫のDVである。ちなみに日本の離婚原因の第1位は性格の不一致。

 

そんなことも知らずに、同じ宗教を信じた者同士の結婚(韓国男性も貞操感のある人物と信じて)に何の疑問も持たずに日本人女性は夢と希望を持たされて韓国にやってくるのである。

 

週刊ポストの記事に、統一教会が、合同結婚式を準備する女性たちの建前上、抗議するのは勝手だが、日本社会での自らの存在価値が逆に問われていること知るべきだ。

  

2010051170001

  

この挿入したチラシは、櫻井義秀、中西尋子著「統一教会」で、中西氏が現地の統一教会から入手した日本人妻募集のチラシである。

  

ここに書かれてある「純潔な価値観の理想的な配偶者 結んでさしあげます」という表現について、今合同結婚式を準備されている女性が見たら、どう思うだろう。

 

自分は人生の悩みを克服するために声をかけられたのに、相手は日本人処女女性との結婚斡旋ビラで統一教会に来るのである。

  

入信動機が全く違う結婚、トラブルのは当然ではないだろうか。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
下記のサイトで、週刊ポスト6/4号「韓国農民にあて... (kokoro)
2010-05-30 20:36:16
下記のサイトで、週刊ポスト6/4号「韓国農民にあてがわれた統一教会・合同結婚式 日本人妻のSEX地獄」の全文を読むことができます。
http://www.asyura2.com/10/senkyo87/msg/287.html
御無沙汰しております☆ (ベルナデッタ)
2010-05-30 21:15:49
御無沙汰しております☆


このところ、私のブログ記事を更新する事が出来なかったのは、多忙のせいもありますが、ソウルで行われた 『拉致監禁デモ』 以降、デモを行った統一教会に対し、在韓日本人女性の不満や怒りが爆発し、教会から離れようと考える方々からのメールが激増し、対応し切れない状況にあった為です。


実際、拉致監禁がこわくて日本に帰国できない女性の悩みなど、一件も聞いた事がありません。
また、在韓姉妹からの証言で、ソウルでデモしていた日本人女性達は、夫もそこそこ裕福で、日本にはチョクチョク帰国している女性達だそうです。
本当は、地方からソウルに出てくる事すら、経済的に厳しい女性達が大半を占めております。又、最近痛感している事は、韓国の地方に住んでいようと、都市部に住んでいようと、日本人同士の祝福であろうと、自らの意思で決めた相手ではない配偶者との結婚に幸福を見出せなくなった時、その精神的な傷の回復は困難を極めるということです。 だからこそ、憲法では婚姻につき『両性の同意によってのみ』 と、わざわざ規定しているのだと、実感しています。


詳しくは、また自分のブログで記事にしようと思います。
追伸です♪ (ベルナデッタ)
2010-05-30 21:18:53
追伸です♪


>週刊ポスト6/4号「韓国農民にあてがわれた統一教会・合同結婚式 日本人妻のSEX地獄」の全文を読むことができます。


いつも、貴重な情報を有難うございます。
丁寧に、読ませて頂きました。
いつも貴重な資料をありがとうございます。 (そらがすき)
2010-05-31 08:15:09
いつも貴重な資料をありがとうございます。
ベルナデットさんと同じ意見です。
あまりにもひどい現状にいつか日本の幹部がと期待していましたがチョンピョンやヨスの修練会のプッシュばかりで具体的な手を打ってはくれないしこの現状を正確に日本人シックには伝えてないことを知って驚きました。
ベルナデッタさん、そらがすきさんへ (kokoro)
2010-05-31 12:30:11
ベルナデッタさん、そらがすきさんへ
  
この記事で、被害を体験されたお二人からコメントいただけるとは思ってもみませんでした。

http://ameblo.jp/sky-high2008/ (ベルナデッタの日記)
 
http://plaza.rakuten.co.jp/sugar925/diary/ (そらがすきのひとりごと)
 
お忙しいようところ、コメントありがとうございます。被害を体験された皆さんの声は確実に、届いていると思います。
お二人のブログ更新を多くの人々が待ち望んでいると思います。

勇気を持って自らの人生の重い部分と向き合い、同じ被害体験者の救出、防止のために、貴重な時間を割かれていることに、家族の立場からいつも感謝しています。

アドバイスなどございましたら、ブログ画面右上の送信メールでいただけたらと思います。
kokoroさん、はじめまして。 (*さと)
2010-05-31 13:17:34
kokoroさん、はじめまして。
私は統一教会の合同結婚式で韓日祝福を受け、
夫と子供たちと共に韓国に住んでいます。
今は夫婦子供共に教会へは行っていません。

胸が張り裂けそうで
どうしてもベルナデッタさん、そらがすきさんと一緒に
私も一言叫ばせていただきたい心境になりました。
週刊ポストの記事は、タイトルこそセンセーショナルではありますが
内容はすべて事実だと思います。
在韓日本人のメールングリストや「本郷人」という機関誌で
夫の暴力、貧困、文化の違いから来る精神的な苦痛など
韓国に住む日本婦人たちのありとあらゆる苦労話を聞いてきました。
それで教会に対し疑問を持ち始め、
最終的に洪蘭淑さんの暴露本を読んで文鮮明が偽メシアであるという確信に至った、という経路を持っています。
私自身はソウル市内に住んでいましたが、
それでも異国の地に住みながら
一言では語りつくせない孤独感や痛みを感じて来たのです。
それは事実なのです。
感じているのに他人からそう感じるなと言われてもおかしいですよね?
それなのに教会の広報部から編集部宛に
「事実無根」とか「名誉毀損」とか訴えるのは
そういう私たちの痛みがあるのに無いものと無視し、
「臭いものに蓋」式の非人道的な行いとしか思えません。
私たちの存在を黙殺する行為です。
広報部長の抗議文を読んで憤りを感じました。

日本の統一教会員の方々は韓国は神の国という幻想から
いい加減目覚めて事実を!現実を見て欲しい!と願ってやみません。
私たちはそういう意味での生き証人なのです。
韓国はただの韓国であって、
選民でもなければ神の国でもありません。
これ以上被害者が出て欲しくないという気持ちで
この場をお借りいたしました。
大変失礼いたしました。
*さとさんへ (kokoro)
2010-05-31 23:14:34
*さとさんへ
  
訪問ありがとうございます。

私は皆さんの真実の声なき声を聞くことしかできませんが、おそらく訪問される方にその声は届いています。
この数日、原理から覚めた在韓のご婦人の私的メールを受け取る回数も増えています。
週刊ポストの記事が、真実であることを皆さんの体験を通して書かれています。
本人が特定されない形で、まとめてアップできたらと思っていますが、すこし難しいかもしれません。

2005年 朝鮮日報の記事を見つけました。 (kokoro)
2010-06-16 20:25:06
2005年 朝鮮日報の記事を見つけました。
http://nnl.jugem.jp/?eid=375
  
昨年、韓国人男性が外国の女性と結婚した件数は全体婚姻届の数の11%におよんだ。

 特に、農村は4件中1件が国際結婚をしており、このような文化は都心全体にまで拡散している状況にある。

 しかし問題は国際結婚をした夫婦間に暴力問題が絶えないことだ。

 10月、「城南(ソンナム)女性の電話」が韓国人男性と結婚した外国人女性を対象にアンケート調査を実施した結果、32%が夫から暴力を受けた経験があると答えたことが分かった。

 「城南女性の電話」の関係者は、「外国人女性を妻にしたと考えているのではなく、自分が代価を払って連れて来たのだから、自分の好きにしていいという間違った考え方が暴力につながっている」と説明した。

 また、夫から暴力を受けても制度的な保護を受けることの難しい現実と関連しては、「外国人女性は結婚後2年以上韓国に居住しなければ国籍を取得する資格を得ることができず、さらなる問題は夫が保証人にならなければ国籍取得ができない」とし、夫の同意がなければ20年以上暮らしても国籍を取得できないと説明した。

 一方、韓国イメージコミュニケーション研究院が先月21日から今月7日まで韓国人男性と結婚した外国人女性100人を対象にアンケート調査を行った結果、妻10人中8人が「2度と韓国人男性と結婚したくない」と考えていることが分かった。

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