現代の科学は、ガリレオの宗教裁判に象徴されるように、宗教的世界との壁を打ち破りながら今日まで来ている。
ただ、医療が発達した今日にあってもサイエントロジーとか、エホバという宗教はそれを受け入れようとはしていない。
統一教会はどうか、科学と宗教の統一ということで信者に教え込んでいる。
もともと科学的なものの見方は、合理的な世界であり、検証可能な世界である。
宗教は、非合理的な世界であり、科学との統一などできない世界。
だからと言って、私は宗教を総て否定するわけではない。
日本の社会は仏教の信者が多い。キリスト教も、エホバも、統一教会も同列で見ている人が多いと思う。基督教は聖書を基本としている。
旧約聖書の創世記には、この世界がどのようにしてできたかが書いてある。
とりわけ統一教会で問題になるのは、アダムとイブと蛇との関係である。
聖書には、アダムとイブの話がある。
蛇にそそのかされて、イブは神が食べてはいけないと言った木の実を食べて、アダムも食べた。すると二人は裸であることを知って、腰を隠した、と書かれてある。
科学的な見方をすれば、人類の始祖がアダムとイブという二人の男女ということはあり得ない。
あり得ないことを信ずるので宗教なのだろうか。そんなことをいったら総ての宗教が科学によって否定されてしまう。
大切なのは、聖書をどう読むかだと思う。クリスチャンでもない私が、こんな言い方をすると、生意気な奴だと思われるかもしれないが、統一教会に子供や妻を奪われた家族にとっては、先ほど書いたキリスト教にたいする偏見のようなものがある。逆に家族は、私の妻もそうであったが、現代社会の、スピリチュアルブームに汚染された部分をもっている。
その意味で、聖書アレルギーを取り除くためにも、スピリチュアルに汚染された部分を取り除くためにも、聖書をどう読むかが大切だと思うようになった。
私の卒業した高校はミッションスクールだった。当時、聖書の授業があり、担当されていたH先生に、昨年春に偶然お会いし、お話を聞くことができた。実は最初お会いした時は、恩師だとは気付かなかったが、帰ってから記憶の糸が結びついた次第。
私はこのH先生から、アダムとイブの話で聖書が、本当に語りたかったものを学んだ。
「男女の性の違いを知って、腰を隠したということは、これはまさしく理性の発見なんです。」
と先生は言われ「蛇がイブとセックスしたなど、とんでもない解釈だ」。
私は、この読み方が聖書の本来の読み方だと思った。
統一教会は、蛇をサタンに置き換え、蛇とイブとのセックス、その後アダムとイブの子孫が蛇の血を受け、全人類は堕落した血統だと。そして、文鮮明とのセックスによって救われことを信じて、多くの韓国の女性が文鮮明の餌食になった。
それを真似した、統一教会の分派「摂理」の鄭明析 教祖は多くの日本人女性を犠牲にした。
彼は逮捕されたが、文鮮明は、日本の政界と結びつき、いまだ多くの霊感商法の犠牲者がでている。30年間で1兆円。
6日間連続でブログを更新してきました。折しも9月10日の「新世」j事件
の初公判を前に、連載された赤旗の「裁かれる霊感商法」①~⑤の記
事を掲載しながらのブログ更新でした。
内容は、とにかく、今現在入信したお子様を説得する準備をされている
ご家族の一助になればと思い、ご家族が持たなくてはならない「きちん
とした価値観」について私の思うところを、書いてみました。
雑駁な表現についてはお許しを。
明日は、人を愛することについて、映画「男はつらいよ」でおなじみのフーテンの寅次郎に語ってもらいます。
新聞は、赤旗9月5日「裁かれる霊感商法」⑤
6日間の連載、とても勉強になりました。
私の手元にも赤旗の記事があり、読んでいたところです。
明日の東京での初公判、主の導きがありますように!
雑駁な文章でお恥ずかしいかぎりです。
説得を準備されるご家族の一助になればと思います。
いよいよ明日は「新世」裁判の初公判です。
赤旗の記事には、200社以上の全国の物販が統一教会の霊感商法とかかわっている内部資料があるそうです。
この資料について、統一教会はどう応えるのでしょう。