【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

きょう(5/23)の国会審議はなし、今国会はじめてストップした「建築物省エネ法改正案」で衆議院国土交通委員会は理事会などのセットなし

2022年05月23日 09時41分18秒 | 第208回通常国会 令和4年2022年1月
 きょう令和4年2022年5月23日(月)は国会審議はありません。

 先週金曜日(5月20日)の衆議院国土交通委員会の「建築物省エネ法改正案」(208閣法61号)の最後の質疑者、福島伸享さん(有志の会)に対する国土交通省住宅局長らの答弁をめぐる混乱で、休憩、理事懇、再開、散会。

 福島さんの残り時間と、採決が持ち越されて、今週を迎えました。けさの段階では、同委員会の、次の理事懇談会・理事会などは予定されていません。

 参議院決算委員会は、次回は首相・全閣僚出席のテレビ入り質疑となります。きょうの定例日は開催そのものが見送られました。首相・全閣僚出席の「令和2年度決算承認案の総括質疑」がいつ行われるかの与野党協議は難航しています。

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【第26回参院選】5・23執筆「定常選挙で民主系2代表続投か」今月前半マスコミ情勢調査は「立憲は最悪のシナリオでも4議席減」「国民は現状で全国比例2」

2022年05月23日 08時14分45秒 | 第26回参院選(2022年7月)
[写真]きょねん10月31日の総選挙の投開票日の午後8時過ぎ、東京プリンスホテルで、宮崎信行撮影。

 今月上旬にマスコミが実施した世論調査で、第26回参議院議員通常選挙(再来月10日投開票)の議席予想で、立憲民主党は「最悪のシナリオで4議席減にとどまりそうだ」との集計になっていたことが分かりました。

 比例代表の獲得議席は、自民党が1位になるものの、立憲民主党、公明党、日本維新の会の2~4位争いは流動的。

 情勢は大きく変わることもあります。

 4議席減の場合は、泉健太代表体制が続投が確定とまでは言えませんが、党内は「次の代表候補はほぼいない、次の次で初代代表もあるかもしれないが」との声が大勢で、1人区などの接戦区をものにできれば動揺は最小限になりそう。「中央代表というよりも大将の器として京都選挙区に力を入れてほしいが、京都の結果にかかわらず全体で1議席でも増えれば続投だろう」と有力者は話しています。

 国民民主党の比例代表は2議席との情勢がかなり前から維持された情勢。4産別のうち2候補が議席を失う見通しで、旧民主系の水面下の権力構造に影響が出るかもしれません。調査には入っていませんが、自動車総連現職と電力総連新人が有力で、党の基本政策の変更にはつながらないかもしれません。

 社民党は議席を獲得できず、れいわ新選組は比例代表で1議席のみではないかとの現状での中間的な世論調査の議席反映がなされています。

 黄金の3年間とされる期間にかけて、ごく一部選挙区での自民党内での現職と麻生派新人の当落などをめぐって、自民党内での流動化の予兆も取材の対象となりそうです。

 東京選挙区が史上最大の大乱戦が確実となったから、大手メディアですら、「コスパが良くなった」との安堵の声も出ています。

 当ニュースサイトで過去1年間で最もページビューが多かった記事は
【10/27執筆記事】共同通信衝撃の生データ「立憲民主党99、3桁割れ」枝野責任論浮上しかねないものの小選挙区は増加へ」で、実は自分で書いていてそんなことはないだろうと思っていたのですが、その4日後に「96」、その6日後に枝野幸男代表辞任表明へとつながりました。

 上に乗せた写真のように開票が始まっても「99~140」だったのですが、第26回参議院議員選挙は波乱の余地は、現行選挙制度で最も少ない「定常選挙」で、与野党ともに「黄金の3年間」を迎える公算が有力です。

 以上です。