【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

立憲代表2023年は提案路線でも修正路線でもなく「刀鍛冶屋路線で法律を鍛錬」泉カラー2度目の通常国会に自信「法案という刀に火を入れ、叩き、焼きを入れて鍛錬するのが野党だ」

2023年01月13日 20時49分33秒 | 新・立憲民主党2020年9月15日結党
[写真]立憲民主党の泉健太代表、きょう2023年1月13日、宮崎信行撮影。

 立憲民主党の泉健太代表は自らを刀鍛冶に例えて「法律(案)の鍛錬が必要だ」と語りました。

 泉さんは「日本刀を作る鍛冶屋は、鉄を鍛錬する。火を入れ、叩き、焼きを入れる。我々は法律(案)に対する鍛冶屋である。野党が機能する事で、法案を適正なものにしていく必要がある」と述べました。

 代表就任直後のきょねんの通常国会で「提案路線」を馬淵澄夫国対委員長と進めた結果、小川淳也政調会長(現・厚生労働委筆頭理事)が反発して、自ら執行部を離れました。夏に、安住淳国対委員長を再登板させ、「立維共闘」「4党協議会」の修正路線に転向して内外の評価は高まりました。しかし審議入りできなかった「旅館業法改正案」(210閣法6号)を除けば、政府提出法案の成立率が100%近いことへの不満もあります。

 このため、泉さんは自ら「鍛冶屋」を例に出して、原案通りの成立、法案修正、附帯決議を含めた「法律案の鍛錬」を立憲民主党などの仕事だとして、国会を乗り切るかまえ。

 統一地方選をめぐって、主要政党の党首・幹事長が辞任した例は30年近くありませんので、泉カラーを安定して打ち出す150日間となりそうです。

 卑近な話ですが、私・宮崎信行は、ここ数年はテレビ・雑誌のオファーを待つためにあまり、「政権交代が必要だ」というようなことはあまり書いてきませんでしたが、漫画電子版以外のメディアの経営が総崩れとなっていますので、「政権交代」色を再び強めていこうと考えています。私が代表取締役をつとめる会社の祖業は「金属」がらみです。21世紀のスマホは軽くて錆びない金属製。金属がプラスチックを再逆転した未来を、前世紀に誰が予想したでしょう。余計な話ですが、西田実仁・公明党参議院議員会長の家業はプラスチック加工業でしたが倒産したので西田さんは家業を継がずに就職しました。それはさておき、最大野党党首が21世紀に、法律を金属に例える、自らを金属加工業者だと主張することで有権者からの支持を得ようとする。なんとすばらしい21世紀でしょう。おそらく3月、私は墓前の父に報告します。政治ジャーナリストとして、私も法律刀鍛冶屋路線を伴走型支援していきたい2023年です。

[写真]立憲民主党の泉健太代表、きょう2023年1月13日、宮崎信行撮影。

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