【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

岡田克也さん畏友北橋健治さんの後継者の推薦決定の常任幹事会で「相乗りになったけど、我が党にずっと好意を感謝、非常に頑張られた」

2022年11月15日 22時30分28秒 | 岡田克也、旅の途中
[写真]記者会見にのぞむ岡田克也さん、きょう2022年11月15日、宮崎信行撮影。

 岡田克也さんはきょう令和4年2022年11月15日(火)、泉健太代表を支える幹事長として常任幹事会と記者会見に臨みました。

 立憲民主党は今回初めてタブレットを使ったペーパレスで開催しました。この中で、北橋健治北九州市長の後継指名を受けて来年2月5日の選挙にのぞむ津森洋介さんの「推薦」が決定しました。

 新しい市長は、北九州市が福岡市に対して再逆転することも期待されそうです。


[写真]北九州市長選の推薦候補を決めた立憲民主党常任幹事会のようす。

[写真]記者会見にのぞむ岡田克也さん、きょう2022年11月15日、宮崎信行撮影。

 記者会見で西日本新聞記者から「北橋さんと仲が良いのではないか」と問われた岡田さんは「北橋さんは4期16年間、非常に頑張られたというふうに思います。でも最近はあまりお会いしてないのでわかりませんが、また終わったところでいろいろ話をしたいなというふうに思います」としました。

 民主党推薦で初当選しながら、相乗りになったことで「立ち位置は少し変わっていきましたけれども、しかし我が党にとってはずっと好意を持ってですね、対応してもらったというふうに思っています」と感謝しました。

 政治家になる気がないどころか、大臣・政務次官を軽く見ていた、岡田・通産省青年キャリアは、民社党政策審議会職員の北橋さんが東大法学部同級生と知り、初めて「そういう仕事もあるのか」と認識。その北橋さんが現職の後継として縁もゆかりもない北九州市に落下傘しわずか33歳で国会議員になったことに衝撃を受けました。初めて政治家を意識したところ、引退する閣僚経験者の後継を選挙戦術で四日市市民から出したかった、泣く子も黙る「竹下派」(現・茂木派)の竹下登首相が後輩に「おたくの次男は通産官僚でないのか」と問い合わせたことから、渡りに船で、立候補した経験があります。この選挙では入れ替わりに北橋さんは落選しています。

 その後、岡田代表と北橋役員室長でコンビ。が、突如の市長選転出で「若くして元代表」となった岡田さんは衝撃を受けました。

 倹約家の岡田さんには珍しく1000万円を献金したり、本庄知史政策秘書(現衆議院議員)を複数回現地に派遣したりして岡田さんにとって不本意ながらも市長として初当選を支えていました。

 それから16年間、自らを衆議院議員に導くことになった畏友の心変わりの理由を、岡田さんがたずねたことはありません。

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