【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

農学博士・篠原孝さんが華麗にチェンジ 長野1区

2008年12月10日 22時17分57秒 | 第45回衆院選(2009年8月)政権交代

 きょうはブログと関係のない用事で長野に行ってきました。私は東京生まれですが、ルーツ(両親の実家)は長野市です

 さて、用事を済まして長野駅に帰る途中に長野1区の衆院議員、篠原孝さんの事務所があったので直撃して驚かせようと思ったら、こっちが驚きました。



 なんと事務所には篠原さんのポスターと並んでオバマ次期大統領の選挙ポスターが!

 篠原さん本人はこの日、衆院外務委員会で「国際情勢に関する件」で質問に立って不在でした。女性スタッフ2人が気持ちよく対応してくださいまして、秘書さんの帰りを待たせてもらいました。

 農業者戸別所得補償の日本での発案者である篠原さんは農学博士で法学修士です。農水省職員として、「農林水産政策研究所長」を務めました。

  
[国会、国際会議で活躍する篠原博士]

 篠原さんはとても気さくな人ですが、いかにも「博士(ハカセ)」と呼びたくなる風貌です。私は篠原さんの「博士キャラ」が好きなのですが、夕刻、事務所に戻った秘書さんから「これができあがったばかりの資料です」と渡されたリーフレットとプレス民主号外の写真をみて驚きました。

   

 篠原さん、明らかにチェンジしています。オバマ流の選挙術を早くも取り入れたようです。これは篠原陣営の小選挙区勝ち上がりへの並々ならぬ闘志のあらわれでしょう。篠原さんは当選2回生ですが、過去2回は比例復活です。一部の世論調査では、対抗馬の自民党平成研・小坂元文科相をわずか3ポイントですが、リードしている情勢です。

 118年前の第1回総選挙で小坂善之助さんが当選してから、長野1区は小坂家の支配が続いています。“倉石農政”の名を残した元農林大臣・倉石忠雄さん、新党さきがけの田中秀征さんらが小坂家に挑みましたが、現在も小坂憲次さんが小選挙区を死守しています。県内最大発行部数の信濃毎日新聞社は小坂家が経営しており、新聞とデモクラシーとの健全な関係において、重大な懸念を抱えた選挙区です。

 オリンピック開催都市の国会議員が118年間も世襲だなんて、世界の嘲りの的ですよ。先日、善光寺に行きましたが、外国人観光客は皆無でした。東京から新幹線で2時間足らずなのに・・・“NAGANO”の名を残したいなら、次の選択は一つです。チェンジしなくちゃダメです、おしまいです、東京生まれの信州人からのお願いです。

 博士の話など敷居が高いと思うかもしれませんが、気さくな人ですから、ぜひ篠原さんに一度会ってみてください。

 [お知らせ]

 今度の日曜日・12月14日(日)、山ノ内町での車座集会に鳩山由紀夫さんがやってきます。山ノ内町のみなさん、鳩山さんと篠原さんに会ってみてください。

 [しのはら孝車座集会(ゲスト:鳩山由紀夫さん)]

 午後12時30分~ 夜間瀬ふれあいセンター 

 午後13時30分~ 山ノ内町文化センター

 の2回開催です!


 ◇

 東京に帰って、篠原孝さんのきょうの衆院外務委員会での質問を見てみました。



 いつもと変わらない、博士キャラの篠原さんでした。なんかホッとしました。

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◎ねらいは農協はずしの「農民分権」だった!農業者戸別所得補償法案で直接支払い 篠原孝・前ネクスト農相

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