[写真]財務省、きょねん2020年6月、宮崎信行撮影。
日程として、金曜日(2/19)に英首相主催で「オンラインG7サミット」が開かれ、菅首相・バイデン新大統領らが「ワクチン・ナショナリズム」について話す方向になりました。あす(2/17)日本で接種が始まります。
日経平均株価がきのう3万円を30年ぶりに回復しました。きょうは、国と地方の税制改正法案を、本会議、財務金融、総務委員会で審議。
【衆議院予算委員会 きょう令和3年2021年2月16日(火)】
「令和3年度予算案」は9日目。そのうち参考人質疑1日目。これは地方公聴会が開けないので、それに代わるものとのこと。但し、参考人は5人×1ラウンド。前川・東京都練馬区長、東邦大医学部教授、連合井上久美枝局長、全保連会長、一般財団法人シンクタンクの山下一仁研究員。どうも東京都在住・在勤の人だけということのようです。各党の質疑があり、午前中に散会しました。
【衆議院本会議 同日】
「令和3年度地方財政計画」「地方税法改正案」(204閣法9号)「地方交付税法改正案」(204閣法10号)が審議入り。固定資産税の評価替えによる値上げ分の1年限定の据え置き、車体課税の「カーボンゼロ」環境性能割の見直しなど。
立憲民主党の神谷裕さんの代表質問に対して、総務大臣は接待4官僚を処分する方針を答弁しました。
なお、答弁には総理が立たず、通常国会で4本指定される重要広範議案の指定を所得税法だけで地方税法は今年は指定を見送ったようで「登壇物案件」にとどまったようです。
これに先立ち、大島議長がまず、公明党の遠山清彦前議員に代わる、元職で前福岡県議の吉田宣弘さんを紹介。続いて、自民党・新生党で活躍した左藤恵さんの弔詞朗読がありました。
【衆議院財務金融委員会 同日】
先週火曜日の麻生太郎財務大臣(兼)金融担当大臣の所信的あいさつに対する一般質疑。5時間コース。最後に、先週火曜日の本会議で審議入りした「所得税法改正案」(204閣法7号)が審議入りしました。次回は未定。あす定例日ですが財務大臣は予算委員会の方に出席することになります。
一般質疑で、立憲民主党の階猛さんは「麻生大臣はあす2月17日は何の日か知っているか。安倍晋三首相が、森友学園国有地売却で、私や妻がかかわっていたら、首相も国会議員も辞めます、と言った日だ。それ以降、公文書が改ざんされ、赤木さんが自さつした」としました。階さんは独自に入手した資料として「民事訴訟の国家賠償請求で、被告である国は、改竄の事実そのものはおおむね争わないとする準備書面を提出した。つまり、赤木ファイルは裁判には影響しないということだ」と指摘しました。財務省は「赤木ファイルは存否そのものを含めて、求釈明要求が出て、裁判長から提出命令が出ている。国家賠償請求のさいちゅうなので、国会に提出できない」という苦しい弁明を続け、麻生大臣も追随しました。審議は中断を挟みながら、階さんの質疑時間は終わりました。
【衆議院総務委員会 同日】
武田総務大臣の所信的あいさつに対する一般質疑。午前9時から5時間コースで、本会議で議題になった「地方財政計画」「地方税法改正案」(204閣法9号)「地方交付税法改正案」(204閣法10号)が付託され、委員会で趣旨説明されました。次回はあさって18日(木)。
一般質疑で、自民党の鈴木淳司さん(愛知7区、細田派、松下政経塾)は与党経験を踏まえて「大臣室の机は大きい。大久保利通が使ったもので、初代内務卿だからだ」と相変わらず微妙にずれたことを言っていました。
立憲民主党の岡島一正さんは、総務省の秋本情報流通行政局長らの東北新社子会社チャンネル取締役の菅正剛さんの接待について。総務省は菅さんに話を聞いたことを認めました。岡島さんは「調査はいつまでに出すのか」と問い、官房長はおおむね丁寧で真摯に思える答弁を続けつつも「私も含めて土日もやっている」と予算委に続いて漠然とした回答。岡島さんは「自ら説明に来た職員はいないのか」と紀律をただしつつ、「ひょっとすると、あさってから地方税法改正案の審議をするかもしれないが、このままでは応じられない」と牽制しました。
【衆議院議院運営委員会 同日】
理事会で、次回の本会議は2月19日(金)として、「特例公債法案」(204閣法4号)の審議を30分ほどして、その後に、財金委に付託する方向で合意。その他の、登壇物について与野党が今後議論することになります。
【参議院予算委員会 同日】
委員派遣。国政調査権にもとづくオンライン形式での与野党委員の予算調査をしました。
●あすの予定
衆議院予算委員会はテレビ入り集中審議2日目でクライマックス。なぜかことしの予算委員50人中に女性が2人しかいない謎の現象が与野党で話題になっています。また、野党はいずれにせよ、あす国対委員長会談をもよおすかまえ。
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日程として、金曜日(2/19)に英首相主催で「オンラインG7サミット」が開かれ、菅首相・バイデン新大統領らが「ワクチン・ナショナリズム」について話す方向になりました。あす(2/17)日本で接種が始まります。
日経平均株価がきのう3万円を30年ぶりに回復しました。きょうは、国と地方の税制改正法案を、本会議、財務金融、総務委員会で審議。
【衆議院予算委員会 きょう令和3年2021年2月16日(火)】
「令和3年度予算案」は9日目。そのうち参考人質疑1日目。これは地方公聴会が開けないので、それに代わるものとのこと。但し、参考人は5人×1ラウンド。前川・東京都練馬区長、東邦大医学部教授、連合井上久美枝局長、全保連会長、一般財団法人シンクタンクの山下一仁研究員。どうも東京都在住・在勤の人だけということのようです。各党の質疑があり、午前中に散会しました。
【衆議院本会議 同日】
「令和3年度地方財政計画」「地方税法改正案」(204閣法9号)「地方交付税法改正案」(204閣法10号)が審議入り。固定資産税の評価替えによる値上げ分の1年限定の据え置き、車体課税の「カーボンゼロ」環境性能割の見直しなど。
立憲民主党の神谷裕さんの代表質問に対して、総務大臣は接待4官僚を処分する方針を答弁しました。
なお、答弁には総理が立たず、通常国会で4本指定される重要広範議案の指定を所得税法だけで地方税法は今年は指定を見送ったようで「登壇物案件」にとどまったようです。
これに先立ち、大島議長がまず、公明党の遠山清彦前議員に代わる、元職で前福岡県議の吉田宣弘さんを紹介。続いて、自民党・新生党で活躍した左藤恵さんの弔詞朗読がありました。
【衆議院財務金融委員会 同日】
先週火曜日の麻生太郎財務大臣(兼)金融担当大臣の所信的あいさつに対する一般質疑。5時間コース。最後に、先週火曜日の本会議で審議入りした「所得税法改正案」(204閣法7号)が審議入りしました。次回は未定。あす定例日ですが財務大臣は予算委員会の方に出席することになります。
一般質疑で、立憲民主党の階猛さんは「麻生大臣はあす2月17日は何の日か知っているか。安倍晋三首相が、森友学園国有地売却で、私や妻がかかわっていたら、首相も国会議員も辞めます、と言った日だ。それ以降、公文書が改ざんされ、赤木さんが自さつした」としました。階さんは独自に入手した資料として「民事訴訟の国家賠償請求で、被告である国は、改竄の事実そのものはおおむね争わないとする準備書面を提出した。つまり、赤木ファイルは裁判には影響しないということだ」と指摘しました。財務省は「赤木ファイルは存否そのものを含めて、求釈明要求が出て、裁判長から提出命令が出ている。国家賠償請求のさいちゅうなので、国会に提出できない」という苦しい弁明を続け、麻生大臣も追随しました。審議は中断を挟みながら、階さんの質疑時間は終わりました。
【衆議院総務委員会 同日】
武田総務大臣の所信的あいさつに対する一般質疑。午前9時から5時間コースで、本会議で議題になった「地方財政計画」「地方税法改正案」(204閣法9号)「地方交付税法改正案」(204閣法10号)が付託され、委員会で趣旨説明されました。次回はあさって18日(木)。
一般質疑で、自民党の鈴木淳司さん(愛知7区、細田派、松下政経塾)は与党経験を踏まえて「大臣室の机は大きい。大久保利通が使ったもので、初代内務卿だからだ」と相変わらず微妙にずれたことを言っていました。
立憲民主党の岡島一正さんは、総務省の秋本情報流通行政局長らの東北新社子会社チャンネル取締役の菅正剛さんの接待について。総務省は菅さんに話を聞いたことを認めました。岡島さんは「調査はいつまでに出すのか」と問い、官房長はおおむね丁寧で真摯に思える答弁を続けつつも「私も含めて土日もやっている」と予算委に続いて漠然とした回答。岡島さんは「自ら説明に来た職員はいないのか」と紀律をただしつつ、「ひょっとすると、あさってから地方税法改正案の審議をするかもしれないが、このままでは応じられない」と牽制しました。
【衆議院議院運営委員会 同日】
理事会で、次回の本会議は2月19日(金)として、「特例公債法案」(204閣法4号)の審議を30分ほどして、その後に、財金委に付託する方向で合意。その他の、登壇物について与野党が今後議論することになります。
【参議院予算委員会 同日】
委員派遣。国政調査権にもとづくオンライン形式での与野党委員の予算調査をしました。
●あすの予定
衆議院予算委員会はテレビ入り集中審議2日目でクライマックス。なぜかことしの予算委員50人中に女性が2人しかいない謎の現象が与野党で話題になっています。また、野党はいずれにせよ、あす国対委員長会談をもよおすかまえ。
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Ⓒ2021年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。
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