ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

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「1月22日ごろ召集」案 与党・国対委員長が示唆

2009年12月16日 09時01分22秒 | 第174常会(2010年1~6月)空転政治主導
 おはようございます。

 人心が乱れてますね。

 信なくんば立たず、もう耳にたこができるほど言っていますが、信なくんば立たず、政治家はまず人間として尊敬されることが大事です。国民が背中を見ています。街中にポスター張って、顔を知られた人間が、赤信号など絶対に渡ってはいけません。誰かが見ています。

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 与党・民主党の国対委員長は、政権交代後の最初の通常国会になる第174国会を2010年1月22日(金)前後に召集したい、との私見を示しました。

 民主党は1月16日(土)に年に1回の最高意思決定機関である「定期党大会」を政権交代後初めて開きます。

 さて、前の(2009年)の通常国会は、1月5日という極端に早い時期に通常国会が召集されました。これは会期末までに法案を通しきれないのではないか、という当時の政府与党の自信の無さのあらわれです。

 第174国会も、第2次補正予算案、国家行政組織法など改正案、本予算(当初予算)案を前半国会で審議、可決しなければいけません。さらに後半国会にかけて、「子ども手当法案」を絶対に可決しないと、7月の参院選に負けます。

 この日程からすると、1月22日はかなりギリギリで、私としては1月中旬に繰り上げた方がいいのではないかと思います。

 改選を迎える参院議員の任期は7月25日(日)まで。第22回参院通常選挙はこの日までに投票日を迎えます。その17日前に、鳩山内閣が公示することになります。

 通常国会の会期は150日間と定められていますから、これを勘案すると、延長幅は十数日間の小幅延長が限界です。

 2次補正、行組法改正案、本予算の審議が2・3月になってくると、閣僚は答弁ミスがあれば、国会正常化のために速やかに更迭されるというプレッシャーがかかってきます。

 報道によると、鳩山総理は行組法改正案と本予算案を「並行審議」したい考えがあるようですが、この場合は閣僚の答弁日程がタイトになります。ここはどっしりと行組法改正案を衆参で2週間ぐらいかけてやる、という横綱相撲をとってほしい。

 与党国対委員長の「1月22日召集発言」は比較的、ゆったりと自信を持って、国会運営にあたろうという心構えがあるとみてとれます。とはいえ、173国会のような不手際連発を避けるためにも、複数の想定シナリオを官邸と練っておく必要があります。

 万が一、「子ども手当法案」が6月の第一回支給に間に合わないような事態になったら、7月の参院選は負けます。

asahi.com(朝日新聞社):「通常国会召集は1月22日ごろ」民主・山岡国対委員長 - 政治

 【上海=渡辺哲哉】民主党の山岡賢次国会対策委員長は14日、通常国会の召集日について「1月22日ごろにならざるを得ない」と述べ、年明け早々の召集に否定的な考えを示した。訪問先の上海市内で、同行記者団に語った。

 通常国会ではまず今年度2次補正予算案と来年度予算案の審議が必要だが、山岡氏は「効率よく進めるには一体化するのがいい」と述べ、2次補正の審議を先行させることはないとした。来年度予算案編成が遅れていることから、「(夏に)参院選があるので(予算審議後の)法案処理はなるべく早く始めたいが、国会は予算案ができてから始めるのが当然だ」とした。



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