【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

第209回臨時国会は、令和4年8月3日(水)に召集か、自民幹事長が定例会見、「統一協会と自民党」議論は先送りか

2022年07月19日 18時58分12秒 | 第209回臨時国会 令和4年2022年 院の構成
 自民党の茂木敏充幹事長はきょうの定例記者会見で自民党役員会で、「髙木国対委員長から、臨時国会について、26日(火)に議運理事会を開いて、官房長官から召集日の伝達を受ける見込み。召集日は8月3日になるのではないかと思う」と語りました。

 第209回臨時国会が令和4年2022年8月3日(水)に召集される公算が高まりました。いわゆる「院の構成を決める国会」で、参議院議長、参議院副議長選挙が行われる見通し。常任委員長は、各党の国対役員が兼任することも予想されます。

 「統一協会と自民党」に関する国会審議は秋以降に先送りされる公算。

 なお、6年前の2016年は「8月1日(月)」に明仁陛下が召集されましたが、ことしは「8月3日(水)」で徳仁陛下が召集するということで、なるべく国会を開きたくない自民党総裁とその周辺権力者の深層心理が透けて見えます。

 これとは別に、あす午後2時から、高木毅・自民党、馬淵澄夫・立憲民主党の国対委員長会談が開かれることが決まりました。

 自民からは日程の提案がある見通し。馬淵委員長は、先週岸田文雄首相が記者会見で発表した安倍晋三元首相の国葬について衆議院予算委員会の閉会中審査を求める方向性の話がありそうです。高木さんは日程に加えて、コロナ第7波について政府が厚生労働委員会理事懇談会で説明したことや、分科会などが基本的対処方針を変更したことについて説明し、今後の国会対応に関して提案や相談を持ち掛けることもありそうです。

 以上です。



【日程】岸田首相肝入りのG7広島サミットは2023年令和5年5月19日(金)から21日(日)まで

2022年07月19日 08時42分25秒 | 国際
[写真]岸田自民党総裁、今月3日、都内で、宮崎信行撮影。

 岸田文雄内閣は先週金曜日(15日)の定例閣議で、「G7広島サミットを、来年令和5年5月19日(金)から21日(日)まで開く」と了解しました。

 宏池会会長である首相のサミット議長は、宮澤喜一首相の1993年の東京サミット以来30年ぶり。このときは「日本一英語が堪能な宮澤」「池田・ロバートソン会談のの通訳だった宮澤」「元外相の宮澤」で一発逆転を狙ったものの、総選挙で惜敗して、政権を日本新党・新生党に明け渡しました。

 岸田さんとしては新人候補時代で、雪辱を期したいでしょう。このため、来年5月の時期に「サミット解散論」「サミット花道論」などが、広い意味での生活のために形勢を変えたい与党議員らから解散論がささやかれることもありそうです。法案審議日程に影響はありません。

 2023年通常国会も、意匠法改正案、刑事訴訟法IT法案など対決法案は予想されず、広島サミットで「平和の岸田」をアピールしつつ、憲法改正発議案とともに、解散総選挙になることも、二、三割以下の可能性ですが頭の片隅で想定してもいいかもしれません。

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