【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

国民民主党と自由党が合併、しかし、岡田克也さん「大きな塊とは思っていない」と酷評

2019年04月26日 03時07分56秒 | 第198回通常国会2019年1月、改元、参院選へ激闘

[写真]森裕子参議院議員と、小沢一郎さん、玉木雄一郎さん、平野博文さんら、先月28日、国会内で、宮崎信行撮影。

 未明にもつれこんでいた、国民民主党党本部5階での両院議員総会が、さきほど、2019年4月26日(金)午前1時頃、終わり、国民民主党と自由党が合併することになりました。両党の玉木雄一郎、小沢一郎両代表がまもなく調印。

 1998年民主党の法律上の後継政党である国民民主党に、小沢さんらが合流するとみられます。衆議院38名、参議院26名程度の小会派になるとみられます。支援組織として、自動車総連、電力総連、電機連合、JAM、UAゼンセン、農団労などになります。

 小沢一郎さんは2012年に「分党」を求めながらも、除籍に追い込まれて以来、7年ぶりの復帰となります。

 もともと、国民民主党は、玉木雄一郎さん、大塚耕平さんではなく、羽田雄一郎初代代表をめざして結党されており、平成の最後にまたしても、羽田・小沢コンビ復活という見方もできます。

 国民民主党は前職には月50万円(うち月20万円を個人振り込みとの選択制)を支給していますが、新人で再度挑戦する人には、肩書などを与えておらず、現職・前職優先の政党だとの批判もあります。

 岡田克也さんは、先週の記者懇談会で「今ある衆参の会派が政党になるだけだから、野党の大きな塊にはならないし、それは玉木さんも分かっているはずだ」と突き放していました。

 支持率の向上は極めて限定的ですが、小沢一郎幹事長との見方もあり、参院選に向けた候補者調整に期待する向きも出てくるでしょう。

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