かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

葛篭の材料:カミエビ(アオツヅラフジ)

2009年12月17日 | 植物

ツヅラフジ科のツル性植物で雌雄異種です。
別名アオツヅラフジ、漢名と言うか生薬名を木防已(モクボウイ)と言うそうです。已には「病を癒す」意味があって「防已」は病を防ぎ癒すと言う意味だとか・・。病と言っても利尿、鎮痛、解熱に効くのだそうです。



カミエビの語源としては、この植物の験を神に例えたと言う説もあるようですが、実の表面に吹き出た白い粉をカビに見立てて、ブドウの古語「エビ」と合わさってカミエビとなった説の方が主流のようです。そしてアオツヅラフジのアオは実の藍色から、ツヅラは葛籠を編むことから付いたそうです。



と言うことで、実は白い粉を表面にふいた藍色の実と言うことだけは確かですよね。
そして、この中の種子は巻貝のようにも見えるし、丸まったイモムシやダンゴムシのようにも見えます。



葛篭の材料と言われているのは同じ仲間のオオツヅラフジの方が多いようです。しかし、葛篭もあまり作られなくなってしまいましたね。


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