恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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ハルくんの独り言(本編スパエン)~その2

2016-01-08 08:23:27 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハルくんルート本編をハルくん目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o


☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

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ハルくんの独り言(本編スパエン)~
その2

佐々木が落とした小さな紙切れ…。

必死に追いかける佐々木をあざ笑うように、風はその紙切れを中洲に運んでいく。



(あんな小さな紙切れ…川に落ちたら濡れて破れてしまう…)


俺はその紙切れを追って、川に足を踏み入れた。


スニーカーの間からみるみるうちに水が入って来て、足を濡らす。


紙切れはまた風に飛ばされ舞い上がる。


(濡れてしまえばおんなじだ!)


バシャバシャッ!!


俺は覚悟を決めて川の中を進んでいった。



百花「は、ハルくん!!」


気まぐれな風に翻弄された紙切れを俺はしっかりと掴んだ。

それは思ったよりも分厚くしっかりした手触りだった。


春樹「佐々木!これー?」


振り向いて、岸辺に佇む佐々木にその紙切れを見せた。

俺はびしょ濡れになったけど、佐々木の大切な紙切れは無事だ。

岸に戻ると佐々木は俺が風邪をひくかもと心配してくれる。



春樹「だって、佐々木が大切にしてるものだろ? それなら、服が濡れるくらいなんでもないよ」


春樹「それに風邪なんて滅多にひかないし」

百花「ハルくん…」


俺は佐々木を安心させようと微笑んだ。


その3へつづく