恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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ハルくんの独り言(本編7話)その2

2015-05-24 07:16:27 | 吉祥寺恋色デイズ 種村春樹

ハル君ルート本編をハル君目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o

ハルくんの独り言(本編7話)その1へ


☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ

☆☆☆☆☆

ハルくんの独り言(本編7話)その2


2人でゲームセンターに入り、プリクラの機械を探す。

いつもは気にしたことも無かったから、プリクラ機の中に入るのは初めてだ。


機械「お金を入れてねー」

春樹「うわ、狭っ…」


中に入ると結構狭い。


春樹「プリクラん中って、暑いし狭いんだね」

百花「ハルくん、プリクラ撮ったことないの?」

春樹「ないよ! 撮ろうと思ったことないし」

百花「あ、ごめん・・・やっぱりイヤだった?」

春樹「そんなことないよ。ただ、きっかけがなかっただけ。一護とかと撮っても暑苦しいだけだろ?」

春樹「それで…これって、どうやるの?」


初めての俺に佐々木は色々と教えてくれる。

やっぱり女の子はこういうのが好きなんだな。

機械に「ハイ、ポーズ!」と言われて撮れた写真が画面に写る。


春樹「げ…俺、変な顔」

機械「次、撮るよ~」

春樹「え? まだ撮るの?」

百花「ハルくん、ポーズポーズ!」


佐々木は慣れっこなのか、バッチリポーズを決めて微笑んでいる。


春樹「あ、え、えっと…」

機械「ハイ、ポーズ」


うわっ、待ってくれよ…。

カシャッ




出て来たプリクラに感心する俺を、佐々木は「おじいちゃんみたい」だなんて言って笑う。

俺は「初めてなんだから、仕方ないだろ」とちょっとふてて見せたけど……。

とにかく、佐々木が元気になってよかったって思う。

やっぱり、一緒に出かけて正解だった。



出来たプリクラを「どこに貼ろうかな」と俺が悩んでると、なんだか佐々木は慌ててる。

え?

春樹「もしかして、人に見られるの、イヤ?」

百花「イヤじゃない…けど」

春樹「けど?」

百花「みんなに冷やかされちゃうよ?」

春樹「でも、佐々木が撮ろうって言ったんだよ?」

百花「ハルくんがイヤなわけじゃないよ! 私とプリクラ撮ったとか、ハルくんに変な噂流れちゃったら、どうしよう…」

思いもよらない佐々木の言葉に俺は戸惑った。


春樹「へ?」

百花「ダメだ!ハルくん、やっぱ捨てよう!」


一人で慌ててる佐々木がなんだか可愛くて、可笑しくて俺は腹を抱えて笑ってしまった。

そんな俺を困惑したように眺める佐々木。

俺は佐々木に「さっき笑われたしおあいこだね」って言った。


百花「う…やっぱりハルくんて、根に持つタイプ」


拗ねた佐々木も可愛い。


春樹「さあ? どうでしょう。それと…俺は絶対これ、捨てないよ? 佐々木は捨てちゃうの?」

百花「…捨てない」

春樹「なら、よかった」


佐々木の口からプリクラは捨てないと言ってもらって、少しホッとする。

だって、せっかく佐々木と一緒に撮った記念のプリクラなんだから…大切に取っておいて欲しいよね。


百花「次はどうしようか!」

春樹「そうだな…佐々木は何したい?」

百花「少し休憩したいかも…あの中、暑かったから喉渇いちゃって…」

春樹「俺も」


ああ、ジョージさんのアイスコーヒーが飲みたい…。

って、もしかして佐々木もおんなじこと考えてるかな?


春樹「佐々木、今ジョージさんのコーヒーが飲みたいって思わなかった?」

百花「すごい!どうして、分かるの?」

春樹「俺も同じこと考えてたから。戻ろうか、クロフネに」

百花「うん!」

佐々木の返事は、一緒に出かける前よりも元気に聞こえた。


その3へつづく