恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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愛人になって~その1

2015-05-03 08:06:53 | アリサ

この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。

二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。

でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。

上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。

 

 

☆☆☆☆☆

愛人になって~その1

〈アリサ〉
アリサ「ジョージ…。あたしのことを愛人にして…」


自分の口から出た言葉に自分で驚いている。

本当はジョージの恋人になりたかった。

…でも、こんな商売をしている女がジョージの恋人になれるとは思えなかったし、自分から言い出す勇気もない。

ジョージは少し驚いたように目を見開いた。

しかし、すぐにいつものような優しい表情になると言った。


譲二「…いいよ。ただし、俺の愛人になったらもっと束縛されることになるけどいいの?」

アリサ「…うん」

譲二「他の男とはセックスできないし、今までの客とは手を切ってもらうよ?」

アリサ「うん」

譲二「俺が借りた部屋で俺が来なくてもずっと一人で待ち続けてもらうことになるよ?」

アリサ「いいよ…」

譲二「俺は仕事が忙しいから…。愛人といっても今より一緒にいられるとは限らないんだよ?」

アリサ「それでもいい…」


ジョージはあたしを思い切り抱きしめた。


譲二「なんでそんなに可愛いことをいうの…? 本気にしちゃうじゃないか…」

アリサ「本気だもん…」


ジョージはまた激しくキスを求めて来た。それに応えるうちに、あたしたちはまた交わった。


☆☆☆☆☆


譲二「さっきの話だけど、本気なの?」

アリサ「本気だよ」

譲二「俺の素性は調べてるんだよね。」

アリサ「うん」


ジョージは軽いため息をつくとあたしの髪を指で梳かしながらいった。


譲二「よく考えてみたいから、少し時間をくれるかな?」


その2へつづく