恋、ときどき晴れ

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愛人になって~その6

2015-05-08 08:15:05 | アリサ

この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。

二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。

でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。

上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。

 

 

☆☆☆☆☆

愛人になって~その6

〈譲二〉

普段は別々の部屋で眠るが、アリサを抱いた夜には俺の部屋で彼女は眠った。

女の子と朝まで抱き合って過ごせるのは、すさんだ心を和ませる効果があった。


それはそんな風に抱き合って眠った夜のことだった。


夜中に目が覚めて隣に眠るアリサを眺める。

薄明かりの中で眠る彼女の髪を優しく撫でるとアリサは俺にしがみついて来た。

彼女の裸の乳房が俺の胸に当たった。


アリサの唇にキスをすると止まらなくなり、顎から首筋、胸にかけてキスを降らして行った。

片方の乳房を手で揉みながら、もう片方を吸ったり甘噛みするとアリサも目を覚まして喘ぎ始めた。


アリサ「…ん…あぁ…。ジョージ、何してるの?」

譲二「…ん?…アリサを…食べてる」

アリサ「…どう…して? 急に?」

譲二「…アリサのことが…欲しくなった…から」

アリサ「…待ってよ…」

譲二「…ダメだよ…もう止まらない…」


アリサの上にのしかかるとキスを下へ下へと降らせていく。

太ももをさすりながら、アリサの敏感な部分を舐めたり吸ったりするとアリサは可愛い声をあげ始めた。


溢れるように蜜を垂らす彼女の中に俺は入った。

ゆっくり腰を動かしているとアリサは慌てたように言った。


アリサ「待って! ジョージ! ダメ! 生で入れちゃ…」

譲二「たまにはいいだろ?」

アリサ「だめだよ…。妊娠…したらどうするの?」

譲二「…そうしたら、俺の子供を産めばいいさ…。もう俺の愛人なんだから…」



もがくアリサを押さえ込んで、腰を動かす。


アリサ「…だって…だって…契約書にはそんなこと書いてなかった…」


アリサのその言葉に俺の心は冷え、動きをとめた…。



そうだよな…。


好きでもない男の子供なんか産みたくないよな…。



胸の奥で悲しみが沸き上がって来るのを感じた。


(素の俺を好きになってくれる女性なんかいないんだ…)


その気持ちを打ち消そうと激しく腰を動かした。

アリサは諦めたのかもがくのをやめて喘ぎ声をあげている。


譲二「感じてる?」

アリサ「…うん…」

譲二「危険だって思うほど…、感じるだろ?」

アリサ「…う…ん…」


そのままアリサの中でいきたかったが、寸での所で思いとどまった。


俺の熱はアリサの胸とお腹に広がった。

そのまま倒れ込んでアリサをきつく抱きしめた。

後悔が湧き上がる。


譲二「ごめん…俺、どうかしてた…」

アリサ「…ううん。いいよ。怒ったりしてないから…」


アリサは顔にかかった前髪を優しく掻き揚げてくれた。

俺はアリサの汚れをティッシュで優しく拭き取った。


アリサ「待って、自分で拭くから…」

譲二「いつも俺にしてくれてるだろ? たまにはアリサにしてあげたい」

譲二「アリサ…。一緒にシャワーを浴びて来よう」

アリサ「もう一人づつ浴びて大丈夫だよ」

譲二「でも、慣れっこになったから、一緒に浴びたい。また洗ってよ」


その後は二人で身体を洗い合い、キスをしあって仲直りした。

しかし、俺の心の奥にはアリサの言葉が突き刺さったままだった。


『契約書にはそんなこと書いてなかった』


アリサとは金で結ばれた間でしかないんだ…。


いい加減、現実を直視しろ。


俺のことをただの一人の男として愛してくれる女性なんて、現れるわけは無いんだ。


その7へつづく