華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

ドラマは9回裏二死のあと

2013年05月25日 22時40分57秒 | Weblog
「おお、Yoshi、うちの娘が一歳になったんだよ。信じられる!?」と、職場の特別親しくもない別セクションの男性が、会ったこともない娘の話を、いかにも「すごいだろぅ?」といわんばかりに話かけてきたとき、私はどう反応したらいいんやろう? とりあえず今回は「へぇ~、おめでとう(笑顔)」としといた。でも本音は「だから?」。人付き合いって大変だなぁ。

本日午後シフト。5名担当。うち2名が認知症で、気が付けばウロウロ。1人はまだ言ったことに従ってくれるからいいんだけど、もう1人はダメ。無理やり引っ張ったりするのは本意ではないので、なるべく患者さんの意思に任せたいと思うんだけど、その場合は私の作業がかなりスローダウンする。葛藤を抱えつつもなんとかお世話完了。
9時を回って、チームで働いていた看護師が帰宅。残りの30分間だけ10名担当となった。もうみな寝てるし大丈夫だろうと思ったら、他の認知症患者さんが「おしっこでベッドびちゃびちゃ」。いやいや、それがわかるんやったらおしっこする前に言うてくれよと思ったところで仕方がない。体を拭いて着替えをさせ、シーツを交換。これが起こったのが終業5分前で、終わったときにはすっかり帰る時間になっていた。
それから申し渡しをして、それを終えた頃にまたナースコール。部屋に行ってみたら、また別の認知症の患者さんがナースコールを押した患者さんの眠りをじゃましているところだった。悪い夢を見たとかでえらい興奮状態。なだめすかして本人のベッドに連れて帰るも延々と脈絡のない話を繰り返し述べる。「そうね、そうね」とどうにかしてベッドに寝転ばせようとしたところで夜勤の看護師が助けにやってきてくれて、やっと病院を出ることができた。最後の最後に忙しくなった夜だった。

明日は午前シフト。なのでもうベッドに向かわなければならない。今夜はかなり寒くて、病院を出たときの吐く息が白かった。明日の朝も寒いかしらん。あと5日でこちらは暦の上では冬。寒さもどんどん本格化してるなぁ。
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