華麗なるオーストラリアンライフ

渡豪17年。職業・看護師。
白熊のようなオージーの旦那1人とワンコ2匹で
ニューサウスウェルス州の田舎町で生息中。

たべものがかり・D

2012年05月22日 20時12分52秒 | Weblog
今日もすこーしだけパッキング。しかし「まだ日があるし」と遅々として進まず、相変わらず部屋は無秩序のまま。

明日から引越し予定先へ新居を探しに行く。そのために何件かの不動産屋に電話をかけて、家を見せてもらうように頼んだ。私のような外国人とオージーだったら、オージーに貸したいとオーナーも思うもの。だから電話をかけてと頼んだところ、明日一件のアポを取ったところで満足するD。三日間も行くのだし、できるだけ数多くの物件を見たい私は「もっと予約とってよ」とせっついたけど、後はテコでも動かない。本当に交渉ごとが嫌いやねんから(怒)。仕方ないので私のたどたどしい英語で何件かに電話し、もう少し見られるように手配した。

お昼前からDの用事で少々お出かけ。それらを済ませてからバイト先のレストランへユニフォームを返しに行った。お昼時だったこともあり急遽ランチをそこで食べることにし、2人してお寿司を食べた。いつもお客様に提供するだけだったメニュー。とっても美味しかった。そしてリーズナブル。このレストランの人気の理由を再確認。Dはというと大満足で「あぁ!」「おお!」と鼻の穴をフワフワ~っと広げながら感動している。引越し貧乏ゆえにこの店でディナーを取ることはあきらめたんだけど、Dは新居下見から戻ってきたらまた行きたいらしい。お財布と相談せねばなぁ。

一度帰宅して、もう少しパッキングをしてからシェフDによる夕食。その後は所用でスーパーへ出かけた。
もう食料をそんなに買い込むわけにいかないので、朝食用にシリアルを購入。それもDお気に入りのチョコレート味。そして「旅行にはお菓子が必要だよ」と言い出すD。いやいや、今アナタはアメちゃん禁止期間でしょ?と言うと、ショボーンと耳と尻尾を垂らす。ミントのガムだけ手にとってアメちゃんセクションを通り過ぎようとすると、「そうなんだ、ボクは今食べちゃダメなんだ」「もうここには用はないもんね。早く通り過ぎなくちゃ」「あと2週間だもんね」等たくさんつぶやきながら、アメちゃんの夢を見てはいけないことを自分に言い聞かせるD。切なそうな様子に結局根負けして「いいよ、じゃあもう買いなよ。その代わりセールの品をひとつだけやで!」と購入許可。「本当~!!」と嬉しそうな顔をしたかと思うと、さっきまで垂れていた耳と尻尾がピンっと立ち上げ「このアメにしようかなぁ」「グミも捨てがたい」「チョコレートでもいいし…」と真剣な顔でお菓子売り場をウロウロしている。
想像してほしい。
190センチ以上、タヌキ腹のおじさんが腕を組んで真剣にお菓子を吟味している姿を。私は彼の年齢を知っているけど、5歳児を見ているような気分だった。
「これにする~」とグミキャンディを手にしてレジで支払い。すぐに袋を開けようとするので「それは旅行用。今夜はダメ。ついでに行ったら、旅行の3泊4日間をこの一袋で乗り切ること!」と制止したら「えぇ~」と不満そうにしていたけど、今のところ素直に従っている。怖い顔をしておいたけど、その行動ひとつひとつが本当に子供のようで、内心実は大笑いしていた。

帰宅してアメちゃんはガマンしているけど、大好きなシリアルはガマンできなかった様子。晩御飯はもう食べたのに、買ったばかりのシリアルに牛乳をたっぷりかけて幸せそうに頬張るD。こんなことで幸せそうな顔が見られるのならたくさん買い与えてあげたいところだけど、健康のこともあるので心を鬼にして止めなくてはいけない。この辛さ、この白熊くんはわかっているのだろうか?

さて。
何度も書いたように、明日から新居を探しに3泊4日の旅に出る。行き先はニューサウスウェル州のWoy Woyという地域。気に入る家が見つかるといいなぁ。

iPod2を持っていくけどブログを更新できるかどうかは不明です。
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