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台湾有事を煽った自由民主党外交政策の大失態 -日本の宗主国アメリカは中国と和解済み-

2023-10-05 | 小日向白朗学会 情報
 2023年10月4日、TBSが『中国が歓迎 アメリカ超党派議員団が訪中へ』を配信した。
『……中国政府は4日、アメリカの超党派議員団が近く中国を訪問することを認めたうえで「歓迎する」とのコメントを発表しました。
  アメリカのブルームバーグ通信は2日、与党・民主党の議会上院トップのシューマー院内総務が来週、超党派議員団を率いて中国を訪問し、習近平国家主席との面会も模索していると伝えていましたが、中国外務省は4日、コメントを発表し「訪問を歓迎する」としました。
コメントでは、「今回の訪問がアメリカ議会の中国に対する客観的な理解を深め、両国の立法機関の対話と交流を促進し、両国関係の発展にプラスとなる要素をもたらすことを望む」としています。
 アメリカと中国は対立する一方で、6月のブリンケン国務長官訪中など対話を活発化させつつあり、中国としても今回の訪問歓迎で対話への意欲を示した形です。
 米中をめぐっては、来月、アメリカで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議にあわせて、バイデン大統領と習主席の会談が実現するかが焦点となっていて、今回の議員団の訪中が米中首脳会談の地ならしとなるか注目されます。
……』
 事の経緯をかいつまんで説明する。ロシアはウクライナへ軍事侵攻に連動するかの様にペロシが台湾を訪問したことで、台湾有事がいよいよ真実味をおびてきた。この事態に日本政府は「防衛三文書」を策定し仮想敵国をロシア、中国、北朝鮮として、莫大な防衛予算を獲得することにした。ところが2023年2月16日に、ブリンケン国務長官が訪中して「One China Policy」を追認することになった。
 これにより日本政府が防衛三文書決で決めた仮想敵国が消滅してしまうという大失態をしてしまった。
 ところが、日本政府は、アメリカの核の傘を背景に、台湾有事と尖閣諸島防衛に対処する計画を立てた。ところがアメリカは上海コミュニケで確認した「One China Policy」に回帰し中国とは戦わないことを再確認した。
つまり、アメリカは台湾有事も、尖閣列島問題でも中国と軍事力で対立することはない。
 そもそも台湾有事を煽ったのは、アメリカ下院議長であった民主党員でもあったペロシである。それが、今度は、民主党議会上院トップのシューマー院内総務が訪中し米中が対立を回避すると言い出しているのだ。
日本政府は、アメリカに「はしご」を外されたのだ。
 それも、よりによって「東京電力福島第一原子力発電所の建屋内にある放射性物質を含む水について、トリチウム以外の放射性物質を、安全基準を満たすまで浄化した水」を放流するというのである。これで日本政府に敵国と指定された中国政府は、今後、どのような対応に出るのかは自ずと明らかである。
さっさと「放流水」サンプルを関係国に提供して誤解を解くことは当たり前であろう。

 どうする自由民主党!
 もはや、これまで通りに国民を騙し続けることは不可能だ!
日本政府がどのようなきれいごとを云おうと「防衛三文書」で決定した防衛予算の根拠はない。

米中関係は下記のタイトルで掲載済みである。
以上(寄稿:近藤雄三)
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