小日向白朗学会 HP準備室BLOG

小日向白朗氏の功績が、未だ歴史上隠されている”真の事実”を広く知ってもらう為の小日向白朗学会公式HP開設準備室 情報など

「大野芳文庫」を少しずつ構築へ

2022-06-27 | 白朗と私 会員思うままに・・・
 大野芳氏が亡くなられて1か月と20日余りが過ぎてしまった。後を託された高橋氏のご意向もあって、小日向白朗学会が諸資料をお預かりして、研究者の意向があれば公開していくという「大野芳文庫」を構築することになった。言葉で言ってしまうと簡単だが、長い取材、執筆、研究生活の裏付けとなっている諸資料は膨大である。それは「量」としてよりも「質」として膨大であると感じる。
 1年ほど前になるだろうか。大野芳氏より白朗学会にカセットテープが2枚贈呈された。埃がこびりついている古いものであった。私は業者に頼んでCD化してもらった。これは若き(たぶん30代頃の)大野芳氏が小平市の白朗宅を訪れてお話をしていたのを録音したものである。二人だけのお話なら、それはそれで極めてクリアなものになったと思うが、そのテープには5人の声が入っていた。小日向白朗本人、芳子夫人、大野芳氏、そしてI.Rこと石井麟氏、もうひとりたぶん生前の白朗と密接に交流していたF.M氏と思われるが極めて紳士風の方の声が入っていた。ただ、白朗がみなを接待しているという感じで、みなお酒がだいぶ入っているものであったと推察された。なので話があちこちへ飛びに飛んでしまい、ロジックとしては一本に立てにくいものであった。
 しかし、白朗の本音が時折飛び込んできたような気がする。朝鮮戦争の時のお話になるとやや神がかっている感じもあるが、それなりに「白朗という方法論」をうかがわせるものでもあると感じた。自民党の大物政治家や経済人、暴力団など名前が次々と出てきた。
 白朗という方法を追求すること、そしてその取材者でもあった大野芳氏の取材の足跡をたどってみること・・・・近現代史を見透すには意外と近道かもしれない。(文責:吉田)・・・写真は2022年6月末日で閉鎖されてしまった府中市の大野芳オフィスが入居していた建物。
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日本は戦争に参加しつつあるのでは・・・・ある杞憂?

2022-06-08 | 白朗と私 会員思うままに・・・
「岸田文雄首相は、6月下旬にスペインで予定されている北大西洋条約機構の首脳会談に出席することを計画しており、これにより彼は西側同盟の集会に参加する最初の日本の指導者となる。 」(共同通信2022.6.4から)
 ロシアのウクライナ侵攻は国際法に違反している、という岸田さん。日本(他の欧米数国と同じだが…)が戦時国際法に違反しているということには全く気が付いていないらしい(中立国は直接、間接を問わず交戦当事国に援助を行わない義務を負う)。こんな行動が怖い。知らず知らずのうちに巻き込まれていく、…。実はそうではなく、一部のパワーの確信的な行動であるのだろう。欧米が主導する“偽核戦争”へ積極的に参画していくという岸田さんのアクション声明に他ならない。1992年ソ連邦崩壊をきっかけに一部の欧州米国首脳・富裕層に憑りついた世界制覇妄想(ウォルフォウイッツドクトリンetc.)に引きずられているのではないか、と心配してしまうな。岸田さんは、いや日本は中ロ相手に戦争を始める覚悟でもできているのだろうか。そんな憂いは「杞憂」かな。白朗だったらどうでるか。おそらく国内保守のなかから憂国の士をつのり、“無戦プロジェクト”をはじめるかもしれないなあ。(文責:吉田)
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