17日に発生した、小平村山大和衛生組合4号機で起こった事故のその後です。
ある市民運動家の(事故の)分析によると、「(今回の事故は)焼却炉から排出される排ガスの冷却装置が故障し、排ガスが冷却できなかった。そのまま高温の排ガスがバグフィルターに流れるとバグヒィルターを壊すことになるため、バイパス機能を働かせて、排ガスを直接煙突に流した。ということだと思います。」
さらに、「排ガスの冷却装置が働かなくなると、ダイオキシン等有害物質が気化したままバグフィルターを通過することになります。冷却装置は排ガスの温度を下げ、有害物質を粒子状にさせ、バグフィルターで捕捉させることが目的です。」
小村大衛生組合のバグフィルターは、2,000本ほどあります。バグフィルターは億単位のお金 がかかる「高価」なものですから、それを損傷するより、外部に排出するという設計になっているそうです。 そこで、参考になるのが立川市清掃工場で起きた同様の事故です。
玉川上水を挟んだところにある立川市清掃工場での事故発生の教訓が、なぜ、小村大衛生組合で生かされていなかったのか。それがとても残念です。