隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

阿久根市の混乱経過を探る。

2011-01-09 | 政治

前市長のリコール成立に伴う阿久根市の出直し市長選が9日告示、リコール団体元監事の新人、西平良将氏(37)と、返り咲きを目指す前市長、竹原信一氏(51)が立候補を届け出しました。専決処分乱発など特異な“竹原流市政運営”の是非が最大の争点となります。投開票は16日です。

なお、前日には阿久根市の選挙管理委員長、有田勇吉氏(71)が8日、辞表を提出しました、理由は不明です。こうした阿久根市の混乱の経過をひも解いてみましょう。

◇阿久根市の混乱経過◇

08年8月 竹原信一氏が市長に初当選(31日)

      9月 議員定数を16から6に削減する意向を表明(21日)   副市長と教育委員の人事案に議会が不同意(29日)

   10月 議員定数削減案、市長月給半減案、手数料引き下げ案を議会が否決(17日)

   11月 竹原氏が自身のブログで「市議会は解散すべきか」とネット投票呼び掛け(4日)

   12月 竹原氏は教育委員人事で議会から不同意とされた人物を教育総務課長に採用。「教育長代理」に(9日)

09年1月 竹原氏がブログで「最も辞めてもらいたい議員」投票呼び掛け(12日)

    2月 市長不信任案を議会が全会一致で可決(6日)  竹原氏が議会を解散(10日)  竹原氏が、市職員268人全員の給与を市のHPとブログで公表(20日)

   3月 出直し市議選投開票。「竹原派」が上位5位独占。「反竹原派」は11人当選し過半数に(22日)

   4月 臨時議会で2度目の市長不信任が賛成11反対5で可決。竹原氏を市長失職させる(17日)

   5月 出直し市長選で竹原氏が当選(31日)

  10月 一般会計補正予算案を議会が否決(1日)

10年5月 竹原氏が市議会出席を拒否し条例専決処が発覚(7日)  市職員と市長などのボーナスを半額する条例改正を専決処分(27、28日)

   6月 市議のボーナスを廃止し、議員報酬を月給制から日当制にするなど、3件の条例改正を専決処分(18日)

   7月 愛媛県警の裏金問題を内部告発した元巡査部長の仙波敏郎氏を専決処分で副市長に選任(25日)

   8月 全国都道府県議会議長会と全国市議会議長会、全国町村議会議長会が、議長に議会招集権の付与を求める緊急声明(4日)

  12月 市長解職請求の是非を問う住民投票が投開票。竹原氏が市長失職(5日)

11年1月 市長職務代理者の仙波氏が、出直し市長選関連費用などの補正予算を議会開会中に専決処分(4日)


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