隆々ブログ

小平市議会議員 立花隆一の活動報告です。

道路は本当に必要か?

2010-08-13 | 日記
8月7日、都市計画道路3・3・8号線※(府中所沢線)の地域懇談会があり参加しました。
100名を超える参加者から様々な意見がでました。
※3・3・8号線とは現在の府中街道の西側に計画されている南北全長約1kmの道路

東京都施工で行われる都市計画道路(3・3・8号線)であり、計画変更に伴なう説明会との
位置づけでしたが、2月に東京都(都市整備局・建設局)の説明会では説明が尽くされて
いないと考えた住民・市民が開催を要望し実現したものです。(会場内の写真)

したがって今回の懇談会は小平市の主催で行われる話し合いとなりました。

参加者の意見は、⇒
「20年、30年先の通行車両量の予測など何に基ついた道路計画なのか」、
「メリットばかり言うが、道路のデメリットは何んなのか」、
「東京都施工だから何もわからないではなく基本的データや資料は市が用意するべき」、
「道路建設で失われる自然環境をどう守るのか」、
「そもそも、この地域懇談会の意味がわからない、住民のガス抜きではダメだ」との
意見や質問が出され「市はどういう見解なのか」と市の姿勢を問う声が多く出されました。

住民の意見が出された時の会場の状況(雰囲気)を見て、いつか見たことがある光景だと
思いました。(過去に参加した公共工事の反対集会と同じ?…)

みんなの意見を集約したかのように突然席を立って意見を吐く男性、
時々野次を飛ばし「そうだ」「何やっんだ」とのお囃子のような合いの手を入れる女性、
さらには参加者の代弁者のように最後のまとめをしようとするする男性が登場しました。
(その男性がこの説明会を再度開くよう要望しましたが市からは返事はありません)

何かシナリオが最初から出来上がっいて、其々の配役が最初から決まったような話し合いでした。

しかし、今後の行政の姿勢としては、それ以外の地域で生活している住民の不安な気持を
受け止め、真摯な質問・要望に対しては大切に扱い、丁寧でそして粘り強い説明を心がける
べきではないでしょうか。

これだけ(拗れ)遅れた道路建設ですので、もう一度立ち止まって、

①道路建設は本当に必要なのか。
②住民の生活への影響はどうか、
③本当に渋滞がなくなり、交通がスムーズになるのか。
④交通需要予測は本当に正しいのか。

など道路を根本から問い直し、もう一度考えてみる必要があるようです。

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