3月6日から9日まで予算特別委員会が開かれました。6日~8日まで3日間が平成24年度・一般会計予算。9日が平成24年度・特別会計予算の審査となりました。一般会計予算は、委員会の審査の結果、全会派一致で認定となりました。
一般会計予算の審査は、例年、午後11時を回ります。今年は時間を少しでも早く終えるように議会運営委員会で議論をしましたが、一部の会派から強烈な反対があり調整がつかず、今まで通りのルールとなりました。その結果、6日は午後9時半(11時半)、7日は午後9時過ぎ(10時半)、8日は午後8時過ぎ(10時過ぎ)となりました。2日目から14名の委員の内、1名が欠席したものの全体的には委員会の審査時間の短縮に努力した結果とみるべきでしょう。
この一般会計の予算委員会で問題なのは、最後の教育部の審査が4時半に終了し、その後、5時から始まった「総括質疑」のことです。5時から始まって終了したのが午後8時(休憩1回含む)ですので3時間続けていたということです。7会派ですので平均約25分の質問をしていたわけです。ある会派は「総括」どころか、委員会審査の中での質問を含め20問以上の質問をしていた、ということになります。
何のための総括質問なのか?まったく分かりません。 「総括」になっていない総括質問、質問の数だけを競う総括質問、通告を出して質問原稿だけを棒読みする質問がありましたが、市長に質問したければ、部署ごとの審査で直接質問すれば済むことです。一般会計の予算委員会3日間を総括して、会派を代表して代表質問のように大きな視点でするのが、総括質問だと聞いてましたが、この頃の総括はまったく審査の質問となんら、変わりませんし、これを最後にやる意味がわかりません。総括していない質問なら、時間の無駄です。
最後に提案です。
総括にならない質問をするより、委員会で簡略化している「討論」に時間をかけ、「議員間の自由討議」をする方が、市民の代表に相応しい議会の姿だと思います。議会は議決機関であり、(議案などに対する)結論を出す場ですので、「どうして?そういう結論に至ったのか?」を委員会の場で、討論によって議員の態度を明らかにすべきです。