宝塚の学校でポリ袋防護服を作って寄付したとか、JALの皆さんがマスクを作ったとか(大阪の松井雨合羽はどう使っているんでしょうね)、いろいろなニュースが流れていますが、ポリ袋防護服のアイデアを出した方は、「本来、医療現場での使用を目的でご紹介したものではございません。」とのことで、善意ではあっても気持ちだけでは本当の防護にはなりません。それ以前に、「関西の看護協会の方には『防護服やマスクを使い回していただいている施設もあるので、とても喜んでいただけると思う』とおっしゃっていただいております。」と言わしめる今の状態の何とかする方が先決です。
病院の中のリスクや不安はとんでもないものだと思います。それに立ち向かっていく人たちには万全の備えをしてもらうことが一番で(それでも感染してしまった不幸な例もあるようですが)、クオリティの不安なものを代替に与えられても不安はぬぐいきれません。国内でも防護服を作成できるスキルのある工場はたくさんあると聞きます。寄付金を医療従事者に配分するのもいいかもしれませんが、それ、今じゃなきゃダメ??。そのお金で、防護服、マスクその他の機器を充実させて、前線の医療従事者の安全を確保する方が先だと思いますが。
ところで、あの大騒ぎした雨合羽はどう使われているんでしょうね。送った側はもちろん善意だったと思いますが、輸送・分別・保管などに多くのマンパワーを使って。本当に病院に配って、これを着てがんばれと言っているのだとすれば、あほすぎます。命の危険とともにがんばっている人々には、それを託すだけのプロの道具を惜しみなく提供すべきです。