おとろ日記

サンデー毎日な日々の生活を綴っています

夏至も過ぎ化粧が整ってきました!・・・半夏生 けいはんな記念公園

2022年07月01日 06時11分16秒 | 

 二十四節気の夏至(6月21日)から11日目(7月2日)を雑節の一つである「半夏生」と言います。
そして この日は年初から183日目で一年の丁度真ん中にあたる日になり 月日の流れを感じる区切りの日でもあります。

 この時期 毎年楽しみにしているのが植物の「半夏生」で 花が咲くのに合わせて葉が白く変色するのです。
これを見るために 定期的に訪れている「けいはんな記念公園」に出向きました。
 見られる場所は園内に2箇所あり まずは水景園の入り口近くの棚田周辺からです。

 

 白く色付いた葉の上に「シジミチョウ」が止まりました。

 

 この「半夏生」という名前と漢字ですが 一般的にはこの時期に咲く花が由来と言われていますが 葉の色付く様があたかも半分だけ白塗りの
化粧をしたように見えるので「半化粧」という漢字が用いられることもあるようです。

 

 半夏生の見られるもう1箇所は 「芽ぶきの森」の最深部である池縁の群生です。
遊歩道を歩き 徐々に近づいていくと 段々白い色が見えてきます。

 

 群生地に到着しました。

 

 全体が完全に色付くのはもう少し先のようですが 綺麗に白くなっている個体も見られます。

 

 半夏生の葉が白くなるのは受粉に関係しており 虫媒花である花に虫を誘う必要からで 花期が終わると葉は緑に戻るそうです。
従って 化粧した葉が見られるのは花が咲いている間だけでそう長くはないのです。
 ちなみに 約1ヶ月前に訪れた際には 下の写真のように白化は微塵も見られず青々としていました。

 

 何気なく鑑賞していた半夏生ですが 葉の色が変化するのも子孫を残す為だったのですね。

 環境に合わせて色を変え擬態する動物もいますが 植物の世界も奥が深く 感心しました。

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