小さな上棟

　　少しご無沙汰してしまいました。
　　今週に入って体調を崩してしまい、
　　更新する余裕がありませんでした。

　　さて、その間にも、もちろん現場はどんどん進み
　　今日は、台風修理3現場、エクステリア2現場進んでいます。
　　その内の、エクステリア現場では、小さな上棟がありました。

　　かねてより若手が刻んでいた、木造ストックヤードを本日
　　いよいよ上棟！自分の刻んだ材料で上棟するのは初めてなので
　　本人は多分ドキドキしたでしょうね。
　　寸法は間違ってないか、継手の加工がうまくはまるかどうか。
　　
　　ひとりでは無理なので、他の職人さんに手伝ってもらい
　　土台を据えて柱、桁（けた）を組みました。一箇所現場で
　　削ったようですが、なんとか上棟できたようです。
　　彼はとても意欲的で、貪欲にいろいろなことを吸収しようと
　　している若者を見ているとうれしくなります。

　　この若手と一緒に、訓練校へ週一回通っているのですが、
　　私を尻目にどんどん上達していく彼。ノコギリをひくのも
　　刃物を研ぐのも、早いです。ん～負けるもんか！
　　でも、力と耐力と背では確実に負けているので、私は私なりに
　　自分の力を発揮できる隙間を見つけて、がんばるのです。

　　以前読んだ本に、こう書いてありました。
　　樹木の枝や葉は、一本一本、一枚一枚、光を求めて伸びていく。
　　そして、どの葉も他の葉と重ならないような隙間を見つけて
　　そこに開く、と。

　　わたしも隙間を見つけて、生きていくのです。