さちよ

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英国風の家

2008年01月17日 | Weblog

       
今、英国風の家を建てたいというお客様のご要望に、どんな感じでご提案しようか
考え中。私にとって、とても楽しい時間です。

              

今この記事を書いているときに、「鉛筆けずりが欲しいなぁ。」と近くで社長がぽつり。
そうです。イシヤマの事務所には「鉛筆けずり」がありません。
私はこれで削っているんです。
          
私がまだ現場で見習いをしている時、解体する木造工場の屋根をめくったら
出てきた『のみ』。おそらく、工場を建てた大工さんが、忘れていったもの。

その当時の私は、まだ『のみ』を持たせてもらえなかったのですが、これを見つけた
私が持っていればいいと、親方が言ってくれたものです。
その次の日から、この『のみ』を研ぐ練習が始まりました。
“のみを研げる!”と、とても心が躍った記憶が今でも鮮明に残っています。
現場へ出なくなった今も、この『のみ』だけは机の中にいつもしまってあり、私にとって
とても大切なものとなりました。

まだまだ研ぎは甘いままで残っている、この『のみ』。
私の修行は、まだまだ続いていくんだなぁ。と、この刃を見て感じます。