二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

二胡と刀。その2

2012-05-24 07:57:11 | ■工房便り 総合 
刀というのは鉄でできています。 鉄の中でも、いわゆる鋼という素材によって作られます。 鋼というのは、鉄と炭素の結合したもので、その炭素量が、0,2%から、2%ぐらいのものまでを言います。 純粋な鉄は大変柔らかく、純銀並みの硬さです。 女性の方でも小さなハンマーでつぶせるくらいです。 鋼は内部に含まれる炭素の量が増えるごとに、その硬さが硬くなります。 3%を越えると、反対にもろくなってい . . . Read more
Comment

5月20日(日)猪は、これからだ!11:00~18:00

2012-05-23 08:29:43 | ○営業日の報告日記
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。 金環日食、ファンタスティックでしたね~! あまり興味を持たずに当日を迎えたワタクシでしたが、 実は自宅が、居ながらにして絶好の観測ポイントであることに数分前に気付きまして、 いろいろ台所用品で輪っかの影を作ってみたり、肉眼でみたり(←おい!) 天体ショーを存分に堪能いたしました。 神秘の黄金のリングは、やっぱり良いですね~♪ ワタクシ、純銀製の秘密結 . . . Read more
Comments (8)

リペア好きの憂鬱

2012-05-22 08:46:46 | ☆店主の鞄持日記 ほぉ舜堂
人生を振り返ってみたら、 そう言えばワタクシほぉは、割と幼少期からリペアが大好きでした。 最初に良い物をちょっとフンパツして手に入れ、 その後はとことんメンテナンスと修理を繰り返して長~く愛用する。 その、記憶に古く残る中でも最たるモノは、 高校生活3年間で履き倒した1足の皮靴でした。 その、とあるブランドの皮靴は最初は皮がひじょ~に硬く、 足に馴染むまでは踵の流血を繰り返し、繰り返し。。。 . . . Read more
Comments (2)

二胡と刀。

2012-05-21 16:55:05 | ■工房便り 総合 
二胡と刀が何故並ぶのかと思う方も多いでしょう。 或いはバイオリンと言い変えても良いのです。 自然のものを使って物を作る。 それも、切れ味という見た目では実感できない、刀が実はその姿や、形を見ることによってその力が伝わって来ると言う事と、 バイオリンや二胡という木でできた楽器が、見ただけでは判らないはずの音色が形や姿を通じて伝わって来ると言う話です。 皆さんご存知のように、今は鉄の時代と言 . . . Read more
Comment

二胡を作ってきて解った事。その2

2012-05-19 20:14:28 | ■工房便り 総合 
①音色は木の種類によって変わると言うこと。 ②棹は胴より硬い木を使うと、鳴りが良くなるということ。 ③胴を構成する木が同じ木から取られている事。 ④胴の皮を張る部分の厚みが雑音の原因になるという事。 ⑤胴の部位によって高音を司るところ低音を司るところがあるという事。 ⑥バイオリンと同じパフリングが必要だという事。 ⑦皮を張る部分の厚みによって、音の立ち上がりの良さが決まるという事。 . . . Read more
Comments (5)

コンマ1ミリの奈落。終わり。

2012-05-18 09:36:10 | ■工房便り 総合 
二胡は楽器です。 いわゆる民族楽器の中では飛びぬけて、楽器としての完成度は高くかなりヨーロッパの楽器群に近い物の一つです。 民族楽器の特性というのがあります。 そのほとんどが、量産されていないという事。 そのすべてがハンドメイドであると言う事。 そして、定型というのが無いという事でしょう。 そう言う事から言うと、二胡はその大きさなどがかなり決まっていて、完成度が高いのかもしれません。 . . . Read more
Comments (2)

返事のしようが、、、、

2012-05-17 16:01:46 | ■工房便り 総合 
先日、知り合いの先生から、彼女の生徒さんが、ある楽器屋さんの楽器を購入するつもりになったという話を聞きました。 理由はいくつかあるようです。 一つには、ご自分の所有の二胡の音色が、あまり好きではないという事。 楽器の音色の違いがお分かりになるぐらいに、弾けるようになったという事ですね。 最初の楽器というのは、何が何やら全く分からない状態で購入することも多く、少し弾けるようになると、自分の思 . . . Read more
Comments (2)

アフリカンブラックウッドの二胡(アフリカ黒檀)

2012-05-16 10:11:19 | ■工房便り 総合 
グラナディラという名前で呼ばれることの多い木です。 クラリネットやオーボエを作る材料です。 マメ科の木です。 マメ科と言うと皆さんご存知の紫檀の系統ですね。 ところが真っ黒なのです。 黒檀のように木目が見えないというような真っ黒ではありません。 削った当初は、グレーの濃淡という感じですが、時間が経つにつれて、殆ど全体が黒くなります。 マメ科の木ですから、音的には、紫檀のように明るい感 . . . Read more
Comment

5月13日(日)2周年御礼!11:00~18:00

2012-05-15 21:22:54 | ○営業日の報告日記
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。 2周年を迎えられました光舜堂、 これもひとえに、光舜堂を愛する秘密結社 光舜洞の会員の皆様を始めとする、 二胡を愛し、二胡医 西野和宏を信頼して、光舜堂に二胡を預けて下さる方々のおかげです。 ありがとうございます。 と、いうことで光舜堂、3年目に突入です!! 3年目のはじめの一歩、の、お一人目のお客様は、 この2年間光舜堂をやってきて以来一番 . . . Read more
Comments (3)

コンマ1ミリの奈落。その4.

2012-05-15 11:12:35 | ■工房便り 総合 
コンマ1ミリというのは楽器の調整という点では、大きな数字ではありません。 千斤の棹からの幅、駒の高さ、駒の位置、これらは皆、コンマ1ミリを争います。 皆さんがいろいろ千斤を巻き直したり、駒の位置を直したりするのを見ていると、大変荒っぽいのにきずきます。 駒の位置なども、高くしたり低くしたり、結構数ミリ単位で動かしているのを見ます。 もし駒の位置が違うかなと感じた時には、まずコンマ1ミリずつ . . . Read more
Comment