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二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

冬場を迎えるにあたって、二胡の取り扱いについて

2012-11-09 09:04:47 | ■工房便り 総合 
先日、絢々さんからコメントを頂いただきました。

とても面白い情報なので、本文に載せます(許可いただいてます)


雪対策 (絢々)

北海道に限らずですが、雪の降る地方に住んでいると、冬の二胡を持っての移動はおっしゃる通り大変です。

わたしは、軽い二胡ケースの時は、だっこして傘さします。
吹雪の日は辛いです(笑)

グラスファイバーの二胡ケースも持ってますが、雪には強いですが、なにせ重くて!長時間移動すると具合悪くなるのが難点です。


うちの教室には、スキー袋に二胡ケースごと入れたり、お手製のバッグに二胡ケースごと入れたりと工夫している方もいますが、普通に背負って傘、が主流でしょうか。基本、雨と同じです。

気温が低ければ、二胡ケースに雪が積もっても溶けないので、はらえば良いので意外と大丈夫ですが、ベタ雪の時は最悪です。水分たっぷりの雪が、二胡ケースにはりつくので。。


軽くて水気を弾くケースがあればすごく欲しいです。


ちなみに、北国独特の二胡の扱いについては、他と比べたことがあまりないのでよくわかりませんが、こんなことはあります。

気温の低い外から、二胡を室内に持ち込むと、二胡が冷たくて音が鳴りません。室内がかなりあたたかいと、軽く結露?みたくなりますし。。音も狂います。気温差はげしいの良くなさそうなので、室内に持ち込んだら、ケースごと少し時間おいて室温に慣れさせ、それからケースあけてまた少しおいてみたりします。


自分の指もかじかんで動かないので、二胡を室温に慣れさせる時間の間、自分も回復につとめます(笑)


******************************


寒い国は大変ですね。

若いころに行った、北海道の北見で良く聞いた話にも、冬場に顔を出してあるっていると、耳が凍傷にかかるという話がありました。

凍えたままで、いきなり暖かい部屋に入ると、凍えた耳が痛んでしまうという話でした。

ですから外から帰って来た時には、耳をよく擦って、多少温めてから部屋の中に入るのだそうです。

その時には実感は湧きませんでしたが、私の工房は、とないといえども、一番寒い時期には、零下5度くらいには平気で成ります。

勿論蛇皮も凍ります。

凍った状態を何回か繰り返しますと、へびかわはぼろぼろと鱗がはがれて来ます。

これは一番過酷な条件での実験ですからここまでは行かなくとも、凍らせるようなことはない方が良いと思います。

これは、マイナス10度とか20度とかいう条件のところでしたら、十分凍ることも考えられます。

二胡は冷えると、音の鳴りがとんでもなく悪くなります。

なるべくなら常温10度以上35度以内が一番良いのですが。

それから冬場は当然空気も乾きます。

蛇皮にオイルは塗らないでください。

よくよく聞くと、手入れの為にハンドクリームを塗っても良いという先生もおられます。

でもその方にお会いして話した時にも、ほんの少し、とおっしゃっています。

その方もオイルはダメですともおっしゃっていました。

蛇皮にオイルを塗ると良いというのは昔から言われていることです。

しかし必ず、  ほんの少し、  という言葉が付いているのです。

ほんの少しがどのくらいなのか人によって受け取り方が違うと思います。

ですから、塗らない方が良いのです。

オイル塗る代わりに、そーっと手で蛇皮を擦ってやる。

あるいは花窓から息を吹き込むぐらいでちょうど良いですね。

それからエアコンのそばや、ヒーターのそばにも置かないようにして下さい。

あまりにも低い温度マイナスというような地方もありますね、

これから少しそのような条件で二胡を取り扱う為にいろいろ実験してみます。

結果が出てきたらまたブログに書きます。


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