二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

低音二胡改造追加事項、使用する弦に関して。

2021-05-04 09:21:43 | 二胡の救急箱に書かなかったこと
昨年は、大変数多くのCDMの張替えをお願いされました。

大変ありがとうございました。

あの時には、みなさんにお伝えしきれていなかったので、追加事項として、書きます。

昨年くらいから、CDMの張替えの際は、木の種類によっては、だいぶ胴の中を厚くしてあります。

と言いますのは、もしかしたら、、このCDMの張替えの時に、低音二胡として使えないかと、考えたからです。

昨年は、無料の張替え3台と、その他、17台の半額張替えをやらせていただきました。

それだけ、沢山作りますと、おかげさまで、様々な可能性がみえてきました。

手持ちの、中国製の二胡でさらに研究を進めたところ、昨年、CDMに張り替えた、二胡たちの改造方法ですと、AE弦を使えば、十分低音二胡の役割を果たすようです。

AE弦も、各社それぞれ出しているようです。

その中で、私が試してみた限りですが。



この会社のAE弦は、十分、昨年張り替えた分でしたら、低音二胡としての役割を果たすはずです。

それもGDに調弦してです、むしろこのほうがいわゆるGD弦より良い音がするのではないかと思っています。

試してみてください。

もし、昨年のCDMの張替えの楽器で、AE弦を付けてGDに調弦して低音の二胡として使えないなという風に感じられる方がいらっしゃったら、連絡をください。

駒の高さや、調整などの問題もありますしご相談して無料で、調整し直します。

一番問題なのは、以前から書いていますように、千斤の高さの問題なのです。

弦自体が長くなっていましてその長さが生かされるように、調整されなければいけないのです。

ビオラの弦をヴァイオリンに張っても十分な働きをしないのと同じで、弦はやはりその設定された使用長さというのがありますから。

低音二胡は、ある意味、二胡とは別の楽器であると考えてください。


またそれ以前のCDMに張り替えた楽器で、低音二胡としてお使いになりたい方は、多少改造の費用はいただきますが、作り替えることもできます。

どうぞ考えてみてください。
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