ヘグムの第一号が完成しました。

まず、このヘグムを作るうえで、見本を貸して下さり、いろいろ教えていただいた、
ヘグムマニアさんに感謝申し上げます。
http://blog.livedoor.jp/haegeumania/archives/45181485.html
ヘグムを作ってみようというのは、様々にお誘いがあったことと、そしてヘグムマニアさんの熱意のお蔭かもしれません。
そして一番は、二胡の先祖としてのヘグムに興味を持ったことかもしれません。
二本の弦を木や竹の胴で響かせるという、
太鼓の上に弓を載せて、手ではじいたり、木の棒で弾いたり、そこから始まった擦弦楽器であると考えています。
勿論、その最初はビリンバウという、今でも使われる弓(武器の弓)の弦を棒でたたいたりこすったりする形でしょう。
そこまで古く無くとも、奚琴(ヘグム)と言う物の素朴さに、形の可愛さに、
そしていうまでもなく、日本の美術、あるいはお茶の世界にあるいは陶器磁器の世界に大きな影響を与えた、韓国の美術力に、ひかれたこともあります。
最初はその、形の可愛さに、そして作るうちに、鳴らすうちに、その音の素朴さ、むしろ人の感性に直接訴えかけて来る音色に、とても魅かれました。
弾いているうちにその弾くことの難しさも良く分かり、
そして弓で弦を弾くという事の、基本形も分かってきたようです。
ヘグムを弾けるようになると、二胡はとても弾き易く成ります。
それは、弓の毛が弦に本当にしっかりと直角に当たっていないと音が出ないからでもあります。
音の出にくい絹弦です。
その絹弦をしっかり圧力をかけて、(弓の毛の)弓の毛が引っ掛かる感じを捉えないと、良い音色が出てきません。
それは、擦弦楽器の完成度としては一番のはずの、ヴァイオリン等にも言えます。
弦を大変な力でたぶん10キロぐらいの力で張っておかないと、鳴らないのもヴァイオリンに近いかもしれません。
駒が、本当に振動板の上に密着しないと鳴らないのも、ヴァイオリンに近いのです。
一番素朴な形のはずのヘグムが、一番完成度の高いヴァイオリンにとても近いというのが、なんだか不思議です。
でも、それほど正確な運弓と、弦の張力と駒の形状の緩さだと思っていた二胡なのですが、
そうですねそれほど現に直角に弾かなくとも音は出ますし、
弦もそれほど強くは張らないし、駒も適当に載せてあるような二胡なのですが、
そのあいまいさでもそこそこの音が出てしまう良い楽器の秘密は、蛇皮にあります。
蛇皮だからこそ、そのあいまいさを吸収して鳴らしてくれるのだと考えられます。
そうですね弓が直角に弾けていなくともそこそこ振動するのは、蛇皮が、吸収してくれているのです。
その幅の広さが、二胡の良い所でもあるでしょう。
まれに、二胡の元をしっかり直角に弾ける人がいるとその人は本当に二胡を良い音で鳴らします。
まれに、駒が振動板(二胡の場合蛇皮)に密着していると、その楽器はとても良く響きます。
ヘグムにしろ、ヴァイオリンにしろ駒の調整、弦の張り(千斤の締め方)はとても微妙ですしとても大切にされています。
二胡でも同じだと思うのです、その二つがきっちりとされていれば、皆さんももっと良い音色で響かせるはずです。
昨日お会いした方に、かなり良いレベルのへグムが出来ましたねと、言われた時はとても嬉しかったです。
たぶんへグムはあと3台だけ作って終わりでしょう。
良い勉強になりました。
ヘグムマニアさんありがとうございます。

これはまあ、遊びです。ブラジリアンローズのお花、というかハカランダの棹以外は耐えられないくらいの弦の張力なのです。

音を大きくしようと、ヤマト二胡の原理違う素材の組み合わせやってみました。
この大きさの胴で良くここまで鳴るのは、このおかげだと思います。

まず、このヘグムを作るうえで、見本を貸して下さり、いろいろ教えていただいた、
ヘグムマニアさんに感謝申し上げます。
http://blog.livedoor.jp/haegeumania/archives/45181485.html
ヘグムを作ってみようというのは、様々にお誘いがあったことと、そしてヘグムマニアさんの熱意のお蔭かもしれません。
そして一番は、二胡の先祖としてのヘグムに興味を持ったことかもしれません。
二本の弦を木や竹の胴で響かせるという、
太鼓の上に弓を載せて、手ではじいたり、木の棒で弾いたり、そこから始まった擦弦楽器であると考えています。
勿論、その最初はビリンバウという、今でも使われる弓(武器の弓)の弦を棒でたたいたりこすったりする形でしょう。
そこまで古く無くとも、奚琴(ヘグム)と言う物の素朴さに、形の可愛さに、
そしていうまでもなく、日本の美術、あるいはお茶の世界にあるいは陶器磁器の世界に大きな影響を与えた、韓国の美術力に、ひかれたこともあります。
最初はその、形の可愛さに、そして作るうちに、鳴らすうちに、その音の素朴さ、むしろ人の感性に直接訴えかけて来る音色に、とても魅かれました。
弾いているうちにその弾くことの難しさも良く分かり、
そして弓で弦を弾くという事の、基本形も分かってきたようです。
ヘグムを弾けるようになると、二胡はとても弾き易く成ります。
それは、弓の毛が弦に本当にしっかりと直角に当たっていないと音が出ないからでもあります。
音の出にくい絹弦です。
その絹弦をしっかり圧力をかけて、(弓の毛の)弓の毛が引っ掛かる感じを捉えないと、良い音色が出てきません。
それは、擦弦楽器の完成度としては一番のはずの、ヴァイオリン等にも言えます。
弦を大変な力でたぶん10キロぐらいの力で張っておかないと、鳴らないのもヴァイオリンに近いかもしれません。
駒が、本当に振動板の上に密着しないと鳴らないのも、ヴァイオリンに近いのです。
一番素朴な形のはずのヘグムが、一番完成度の高いヴァイオリンにとても近いというのが、なんだか不思議です。
でも、それほど正確な運弓と、弦の張力と駒の形状の緩さだと思っていた二胡なのですが、
そうですねそれほど現に直角に弾かなくとも音は出ますし、
弦もそれほど強くは張らないし、駒も適当に載せてあるような二胡なのですが、
そのあいまいさでもそこそこの音が出てしまう良い楽器の秘密は、蛇皮にあります。
蛇皮だからこそ、そのあいまいさを吸収して鳴らしてくれるのだと考えられます。
そうですね弓が直角に弾けていなくともそこそこ振動するのは、蛇皮が、吸収してくれているのです。
その幅の広さが、二胡の良い所でもあるでしょう。
まれに、二胡の元をしっかり直角に弾ける人がいるとその人は本当に二胡を良い音で鳴らします。
まれに、駒が振動板(二胡の場合蛇皮)に密着していると、その楽器はとても良く響きます。
ヘグムにしろ、ヴァイオリンにしろ駒の調整、弦の張り(千斤の締め方)はとても微妙ですしとても大切にされています。
二胡でも同じだと思うのです、その二つがきっちりとされていれば、皆さんももっと良い音色で響かせるはずです。
昨日お会いした方に、かなり良いレベルのへグムが出来ましたねと、言われた時はとても嬉しかったです。
たぶんへグムはあと3台だけ作って終わりでしょう。
良い勉強になりました。
ヘグムマニアさんありがとうございます。

これはまあ、遊びです。ブラジリアンローズのお花、というかハカランダの棹以外は耐えられないくらいの弦の張力なのです。

音を大きくしようと、ヤマト二胡の原理違う素材の組み合わせやってみました。
この大きさの胴で良くここまで鳴るのは、このおかげだと思います。
また左手での音程を取るのも力が要りますし10日間だけで右手の筋を痛めてしまいました。(笑)
でも後ろ髪轢かれる楽器です。
まだまだ作ります、あと3台、もっとスタンダードのを