固定千斤と言うのも有ります。
金属千斤、プラスティックの千斤、
変わったところでは、移動千斤などと言う物も有ります。
この移動千斤は、今は、ジョージガオさんが使っているのが有名ですが、
これはだいぶ前から、木でできた物が有ったようです。
普通の千斤と言うのは、糸も、金属も、プラスティックも、外から抑えます。
この移動千斤は下から支えます。
バイオリンの、上駒と同じ働きをしますね。
二胡の良さと言うのは、多分、揺れる音だと思います。
弦もそうですし、弓も緩いし、揺れます。
ヨーロッパの楽器は、バイオリンの弓なども、以前多分300年ぐらい前は、二胡の弓と同じで、緩かったのだそうです。
今の弓の形になったのは、1800年代に入ってフランスで作られたと言います。
螺子をしめさえすれば、誰でも弓の毛を同じようにコントロール出来ます。
19世紀に入って、ヨーロッパの、楽器は、誰が弾いても同じように弾けることを目指し、
誰が弾いても良い音が出るように、(もちろんちゃんとした音になるには訓練がいりますが)不確定な要素を次々と取り除いてきています。
二胡は、その点、古い楽器なのでしょう。
誰でもが簡単に弾けるようには、まだできていないようです。
弓などもまだこれから改良されるかもしれませんし、皮等も人造皮に変わるというのも考えられます。
そうしたら、固定千斤というのも、有効なのでしょうが、
今はまだ皮が変化するというのには、対応しきれないようです。
固定千斤というのは、ある意味進化した形なのだと思います。
調整というかなり個人的な感覚の部分を、より一般化しようとした物です。
しかし千斤だけが進歩しても、変化する皮を使っている以上、
今の二胡にはまだ対応しきれないと思うのです。
二胡が新しい間は、何の問題も有りません。
皮が十分に硬いですから。
むしろ安定していて優れているとは思うのですが、
何年か弾きこんだ皮に、はたして適応できるのでしょうか?
皮は一枚一枚が大変違う変化をしていきますから。
また、日本の中で、まだそれほど、二胡の演奏家が沢山いるわけではありませんし、
二胡本来の楽器はこう鳴るべきという考え方も確立してはいませんから,
皮の変化がある二胡としては、色々有る千斤の中で、糸の千斤というのは、
皮の変化に対応しやすいという点で、現状では最適なものではないでしょうか。
しかし楽器屋としては、この固定千斤にも対応しないわけにはいきません。
そこで、緩んだ皮で、なおかつ多少歪んだ場合でも、なんとか最大限の鳴りを確保するには、
やはり、それに適した駒を開発するきり仕方がないのかもしれません。
まだまだ、始めたばかりの二胡屋です。
これからの開発というのも有りますが、
今の処、これら、固定千斤に対応するのに、多少高さのある駒を作り始めました。
みなさんお持ちの二胡に一台一台合わせて削り上げるのが、有効のようです。
それも、エンジュ、ゼブラ、カラマツなど、
どうも、かなりはっきりした、ストライプ(木の冬目夏目の違いです)が有るようなのは、
これら、固定千斤で、皮が緩んでしまった物などには、かなり有効です。
金属千斤、プラスティックの千斤、
変わったところでは、移動千斤などと言う物も有ります。
この移動千斤は、今は、ジョージガオさんが使っているのが有名ですが、
これはだいぶ前から、木でできた物が有ったようです。
普通の千斤と言うのは、糸も、金属も、プラスティックも、外から抑えます。
この移動千斤は下から支えます。
バイオリンの、上駒と同じ働きをしますね。
二胡の良さと言うのは、多分、揺れる音だと思います。
弦もそうですし、弓も緩いし、揺れます。
ヨーロッパの楽器は、バイオリンの弓なども、以前多分300年ぐらい前は、二胡の弓と同じで、緩かったのだそうです。
今の弓の形になったのは、1800年代に入ってフランスで作られたと言います。
螺子をしめさえすれば、誰でも弓の毛を同じようにコントロール出来ます。
19世紀に入って、ヨーロッパの、楽器は、誰が弾いても同じように弾けることを目指し、
誰が弾いても良い音が出るように、(もちろんちゃんとした音になるには訓練がいりますが)不確定な要素を次々と取り除いてきています。
二胡は、その点、古い楽器なのでしょう。
誰でもが簡単に弾けるようには、まだできていないようです。
弓などもまだこれから改良されるかもしれませんし、皮等も人造皮に変わるというのも考えられます。
そうしたら、固定千斤というのも、有効なのでしょうが、
今はまだ皮が変化するというのには、対応しきれないようです。
固定千斤というのは、ある意味進化した形なのだと思います。
調整というかなり個人的な感覚の部分を、より一般化しようとした物です。
しかし千斤だけが進歩しても、変化する皮を使っている以上、
今の二胡にはまだ対応しきれないと思うのです。
二胡が新しい間は、何の問題も有りません。
皮が十分に硬いですから。
むしろ安定していて優れているとは思うのですが、
何年か弾きこんだ皮に、はたして適応できるのでしょうか?
皮は一枚一枚が大変違う変化をしていきますから。
また、日本の中で、まだそれほど、二胡の演奏家が沢山いるわけではありませんし、
二胡本来の楽器はこう鳴るべきという考え方も確立してはいませんから,
皮の変化がある二胡としては、色々有る千斤の中で、糸の千斤というのは、
皮の変化に対応しやすいという点で、現状では最適なものではないでしょうか。
しかし楽器屋としては、この固定千斤にも対応しないわけにはいきません。
そこで、緩んだ皮で、なおかつ多少歪んだ場合でも、なんとか最大限の鳴りを確保するには、
やはり、それに適した駒を開発するきり仕方がないのかもしれません。
まだまだ、始めたばかりの二胡屋です。
これからの開発というのも有りますが、
今の処、これら、固定千斤に対応するのに、多少高さのある駒を作り始めました。
みなさんお持ちの二胡に一台一台合わせて削り上げるのが、有効のようです。
それも、エンジュ、ゼブラ、カラマツなど、
どうも、かなりはっきりした、ストライプ(木の冬目夏目の違いです)が有るようなのは、
これら、固定千斤で、皮が緩んでしまった物などには、かなり有効です。