許せる範囲の狭い人は生きづらい。
人に対しても自分に対しても
「許せないこと」の多い人は、
いつも何か不満を抱えて生きている。
他人にも自分にも厳しく、
周りのことが気になって仕方がない。
世の中、気に入らないことの方が圧倒的に多く、
他人のすることも何か気に食わないことが多い。
だから、いつも上機嫌でいることが難しい。
上機嫌でなければ他人との関係も築き難く
生きづらい。
脳科学の中野信子さんは、
人の脳は、社会のルールに外れた人など、
わかりやすい攻撃対象を見つけ罰することに快感を覚えるようにできている。
他人に「正義の制裁」を加えると脳の中枢が刺激され
快楽物質であるドーパミンが放出される。
この快楽にハマってしまうと抜け出せなくなる。
この状態を「正義中毒」という。
このような状態は脳にその仕組みが備わっている以上
誰でも陥ってしまう可能性があるという。
そして、
そんな時は一呼吸おいて今自分が
「正義中毒」にかかってるかも?
と認識することで静かに穏やかに事態を静観することができるという。
時には、
「別にええやん」とゆるく受け止めてみることで、
案外気にならなくなることもある。
ゆるく考えて、細かいことは気にしないことに慣れてくれば、
いちいちイライラすることもなくなり、
その人の気持ちや考え方も、何となくわかってくる。
人のことが必要以上に気にならなくなってくれば、
自分の行動にも余裕が生まれる。
周囲の出来事に余裕を持って受け止め、
常に上機嫌でいることができれば、
自分に対する周りからの反応も変わる。
小さなことにも喜びや楽しみを見つけやすくなり、
それが自分の行動にも影響する。
これまでどうしても許せなかったことを「許すこと」で小さな幸せを感じることができる。
人生、
楽しむこと、幸せを感じること、
で全てが上手くいく!