けろろの「浜あるき・野良あるき」

漁あるところ、農あるところへ、風土のにおいに誘われて、いそいそ出かけています

海の神様、宗像三社

2012-07-07 17:50:53 | 浜あるき
宗像大社は、古代の「海の道」のロマンと神秘に満ちた神社です。
三姉妹の神様をそれぞれに祀る「3つの宗像大社」があって、そのうち2つは沖合の離島、大島と沖ノ島に。
そして、九州本土の宗像大社と2つの島の神社は一直線に並んでいる!

沖ノ島は神官が交代で詰めているほかは無人。しかも、現代でも女人禁制。
古墳時代には巫女が神事を司っていたらしいのですが、こういう逆転はいつ起こったのだろう。
朝鮮半島~九州間航路の、重要な目印&寄港地&避難港だったので、航海の守り神が祀られたのですね。
沖ノ島の遺跡は「海の正倉院」といわれ、世界遺産登録を目指しているようです。

大島の「中津宮」に参詣。沖から見るとこんな感じ。



鳥居から少し登った森の中に、樹木に埋もれて見えないですが、立派な社殿があります。
鳥居の左に細いながら清流があり、社殿の裏手にもこんこんと清水が湧き出しています。
飲んだ!うまい!島なのに水が湧き出しているというのは、すごいこと。
神聖な神様の居場所として祀られ、ここに神社ができたのですね、きっと。