八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

人生の別れ道

2013年12月17日 13時07分30秒 | 脳幹出血
昨日のブログで『家の中のバリアは絶好のリハ題材』と書いたけど、15年前の大学病院での衝突を懐かしく思い出す。

大学病院の教授は、
 ・私の症状では将来とも歩行は無理。
 ・リハビリは車イス運転方法などを主に。
 ・車イス生活に適した自宅の改修を、、、というものだった。

タラレバは前向きじゃないから好きではないけど、もしもあの時大学病院の権威や教授に屈していたら?
自宅に戻れずに老健or介護施設の道を歩み、私の性格では失意のうちにお銀より先に死んでいた気がする。

当時の手すり伝い歩きは、幼稚園生が高校の学生服を着るようなものだったかもしれない。
しかし当時は無茶でも、これを乗り越えてきたからこそ、今現在の私があると思っている。

 追記:木造一戸建ての場合、車イスのための改修とは非現実の絵餅で、建て直しと同じことだから、女房には泣きっ面に蜂で残酷すぎた。
     医者の診断は病気に限ったものだから、自分の全人生がかかっている問題と捉えると、医者の勧告が自分にとって必ずしも最善とは限らない。
     特に図面まで持って来させ、居丈高に車イスのための全面改修を女房に迫ったOTセラピストの顔など、忘れれようとて忘れられないものがある。
     症状にもよるけど、少々無理な先取りでも慣れてくると苦が徐々に楽になってくるから、あの時の選択は結果的に『先憂後楽』になったかな。

      遥かなる影
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