八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

MVP=最高殊勲選手

2012年09月28日 16時41分30秒 | リハビリ・ADL
昨日のお風呂のコメントを読み思ったけど、自分でも信じられないくらいの今の回復は、我が家で手摺生活をしているお陰だと思っている。
車イス生活できる家のリフォームができなくて申し訳ないと当時お銀は詫びて謝っていたけど、
実は当時取り付けた手摺こそがMVP=最高殊勲選手だったとはなんたる皮肉。

当時の私の状態で手摺生活するとはバリアが大き過ぎて論外だったのだろうけど、
ニューロリハビリからいうと、手摺生活を通じて『マヒ半身にちゃんと体重をかけ続けて暮してきた』からこそ、今の回復なのだ。
文献にも書いてあったけど、杖や歩行器を使っても早い時期に歩く生活を選択するか否かは、その人の価値観・人生観の問題なのだと思う。

つい先日初めてニューロリハビリを知ることになったのだけど、私も倒れてから4年間は必死に杖歩行の特訓を一人でしてきた。
誰もいない会議室などの障害物のない広い場所ならば、なんとか3,40mはひとりで歩けるまでになった。
転倒を避けるため、歩行中は上体をマヒ側に体重移動させないで、良い手に持った杖に頼ってしまうために、歩くフォームが酷くびっこだった。
文献が問題点としてその点を指摘していたことは青天の霹靂であった、と同時に、15年目にして初めて信頼できる文献に出会った思いがした。
コメント (2)
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