ビタミンP

苦心惨憺して書いている作品を少しでも褒めてもらうと、急に元気づく。それをトーマス・マンはビタミンPと呼んだ。

帝国ホテル、窮余の一策?

2021年02月01日 09時00分04秒 | Weblog

帝国ホテル、客室をアパートに転換 99室、食事・洗濯は定額 

(2021/2/1付 日本経済新聞 朝刊)

 帝国ホテルは食事など定額制のサービスが付随した「サービスアパートメント」の事業を始める。旗艦の帝国ホテル東京(東京・千代田)の客室の一部を改修し、99室を専用のアパートに切り替える。専属のスタッフが付き食事や洗濯など定額で提供する。新型コロナウイルスの影響でホテルの稼働率は長期低迷が続く。ホテルならではのサービスや設備を生かし、新事業を育てる試みが広がる。

 帝国ホテルはタワー館の3フロアの一部を改修する。2月1日から予約受け付けを始め、まずは3月15日から7月15日までの予約を受け付ける。価格は約30平方メートルの客室で、税・サービス料込み30泊で36万円。約50平方メートルの客室(同60万円)なども用意する。最低5泊から利用できる。

 コロナ下でテレワークが普及する中、経営者などのビジネスパーソンに第2の仕事場として利用してもらうことなどを想定。法人による事業継続計画(BCP)の一環や、富裕層のセカンドハウスとしての利用も見込む。

 帝国ホテルの2020年4~12月期の連結決算は、最終損益が86億円の赤字(前年同期は30億円の黒字)だった。売上高は前年同期比62%減の166億円。足元の稼働率は1割前後まで落ちこんでいる。


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