ビタミンP

苦心惨憺して書いている作品を少しでも褒めてもらうと、急に元気づく。それをトーマス・マンはビタミンPと呼んだ。

誰が危機を招いたか?

2011年04月10日 20時46分09秒 | Weblog
 東大工学部出身の技術キャリアである中村審議官は、震災翌日の会見で、検出された放射性物質から、「(1号機の)炉心の中の燃料が溶けているとみてよい」と炉心溶融の可能性に言及した。正しい認識だった。
 ところが、菅首相と枝野幸男・官房長官は、「国民に不安を与えた」と問題視し、中村氏を会見の担当から外すように経産省に指示したのである。そして、枝野長官は会見で、炉心溶融情報について、「炉を直接見ることはできない」といってのけ、中村氏の正しい指摘を封印した。
 あの段階でメルトダウンを認め、すぐに海水注入の措置を取っておけば、その後の水素爆発、放射性物質の拡散は防げた可能性が高いと専門家は指摘する。菅氏、枝野氏が国民を危機に陥れた責任は非常に重い。
 その枝野氏は、今になってメルトダウンを認め、廃炉の可能性を言い始めたが、間違いを認めるなら、まず自分の嘘と失敗を詫びたらどうか。この男が「よくやっている」とか「総理候補に浮上した」などと評価される理由はどこにもない。
(『週刊ポスト』2011年4月15日号)

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4月9日(土)のつぶやき

2011年04月10日 01時50分12秒 | Weblog
09:29 from web
失敗すると、水蒸気爆発という最悪の事態が起こる可能性がある。そうなれば、桁違いの放射能が出てくることになる。関西地域も行き方を考える必要が出てくる。近傍の人達は避難しなければならなくなる。風向きによっては東京を放棄しなければならなくなる。 (小出裕章/Ustream FM797)
09:51 from web
雨が降って、浄水場の水に放射性物質が入り込んだときなどに備えて、東京都は飲み水や料理用の水を、水道からあらかじめくみ置きしておくよう協力を呼びかけています。(NHK ONLINE)
13:42 from web
黒澤明『夢(Dream)』を見る。
http://www.youtube.com/watch?v=mTg3D1PoyUE&feature=related
13:54 from web
生まれたときはまる裸。
死ぬときはそれも置いてゆく。
(相田みつを)
14:20 from web
人間ってのはそんなもんだ。
無知という雲の中をほっつき歩いて、
行く先々で相手かまわず人の感情を踏みつけにしやがる。
まるで千年も万年も生きられますってな調子で、
やたらに時間を浪費しちゃ、
次から次へと自分勝手な欲望に振り回されてるエゴイストばっかり。
(ワイルダー「わが町」)
14:24 from web
生きてることは、
動くことである。
(佐野洋子『私の猫たち許してほしい』)
by chikara77 on Twitter

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