知る人は知るお馴染みのFoebesのDavid Axeです。
スポンサー筋と客筋の好みの記事を書くことに特化しています。
ウクライナ軍がロシア軍を撃破すると褒めたたえます。
そして思いっきりロシア軍をこき下ろして読者を満足させます。
しかし、そうでない場合もあります。本当に危機的なときは常識的なことを書きます。
直近の例では、アウデイーイウカ陥落前です。
この時はさすがに「撤退論」を書いていました。
何をどう頑張っても誉めようがない時だけ、常識論になります。
その観点から記事を見てみます。
(1)クルスク戦線
2024.08.22 17:30
ウクライナ軍、セイム川南岸への地上攻撃うかがう ロシアの現地部隊は孤立
https://forbesjapan.com/articles/detail/73231
2024.08.21 17:30
クルスク州でロシア軍部隊を包囲か ウクライナ軍の空中強襲旅団
https://forbesjapan.com/articles/detail/73208
2024.08.19 09:00
ウクライナ軍の侵攻部隊、10日で装甲車両45両失う 異例の損失ペース
https://forbesjapan.com/articles/detail/73149
2024.08.18 09:00
ウクライナ軍、クルスク侵攻にチャレンジャー2戦車も投入 HIMARSなどに損害も
https://forbesjapan.com/articles/detail/73144
2024.08.17 09:00
ロシア国境の町スジャが陥落、過去最多の100人超投降 徴集兵の捕虜に国民動揺
https://forbesjapan.com/articles/detail/73140
2024.08.15 12:00
ウクライナ軍、クルスク侵攻に2個空挺旅団を増派 損害被るも勢い衰えず
https://forbesjapan.com/articles/detail/73109
普段は、こんなものではありません。
何かネタを見つけるとウクライナ軍を褒めたたえます。
そうしないでウクライナ軍に不利なネタも混ぜていますから、半信半疑と言ったところですね❓
今のところウクライナ軍に危機はないが、褒めたたえるのも後で外れると心配だ・と言う程度の態度です。
ウクライナ軍が、ロシアの防衛ラインを突破して進撃を始めると、ヨイショ!記事が並ぶと思います。
そうはなっていませんから、戦況は膠着状態に移行しつつあるのかと思います。
(2)ポクロウシク戦線
2024.09.01 09:00
ウクライナが東部のポクロウシク方面に増援部隊を投入 現状は「焼け石に水」か
https://forbesjapan.com/articles/detail/73416
2024.08.29 18:30
ウクライナの越境作戦が裏目に 東部でロ軍の攻勢加速、自軍は兵力不足に拍車
https://forbesjapan.com/articles/detail/73385
2024.08.26 17:00
ロシア軍が東部要衝ポクロウシクの東10kmに進軍 逆侵攻による「兵力分散」は不発に
https://forbesjapan.com/articles/detail/73295
こちらは、アウデイーイウカ陥落前と論調が似ています。大体、常識的なことしか書いていません。
イケイケ記事を書いて外れると困るからです。
アウデイーイウカ陥落前と論調が似ていると言うことは❓
普通に考えると、危機的だと考えていることになります。
David Axe氏の記事の価値は、ウクライナ軍が危機的か大丈夫かのリトマス試験紙として非常に役に立つ点にあります。事情を全部知ったうえでヨイショ記事を書いているから、危機的なときは常識論を書きます。
そのDavid Axe氏が両方の戦場について、このように書いているという事は、そもそもクルスク侵攻作戦は大失敗だと言っているのと大体同じです。
※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27